ここ数日、『Fit Boxing』を始めた勢いで、何故か古いゲームを新たに買い直して遊びつづけるループに嵌まってしまい、映画感想の宿題を進めるどころか新しい作品の鑑賞も滞ってしまってました。きょうはさすがに観ないと落ち着かない気分だったので、夕方から作品を物色。
鑑賞したのは、火曜日に鑑賞した『グリーン・デスティニー』の続篇『ソード・オブ・デスティニー』(Netflix配信)です……けっきょく続けて観てしまったよ。
監督は『グリーン・デスティニー』のアクションを手がけたユエン・ウーピン、主演にミシェル・ヨーが続投、と正統的続篇ではあるのですが、しかしよくよく作りを眺めると、完全にハリウッド主導になってるっぽい。キャストは英語圏で活躍してる俳優ばかりで、口許を見る限り撮影時も台詞は英語で喋ってる。
だからなのでしょう、基本的な世界観は引き継いでるけど妙に手触りが違う。監督は原題につながる香港系のアクション・スタイルを築いた第一人者ともいえるひとですから、アクションの見せ方は堂々たるもの、前作に負けない趣向や工夫も凝らされていて見応えがあるんですが、ドラマ的にはだいぶ大味になった感は否めない。テーマ性はちゃんと引き継いでるんですけど、やつぱりちょっと安易になってました。前作の豊かな情緒はかなり薄れていて、ちょっと残念。だいぶ前作に寄せてるけど、ちょっと丁寧なB級アクションみたいな味になってしまった。
とはいえ、アクション面で軸となるドニー・イェンの相変わらずの速さと強さは充分に堪能できたので、私は概ね満足。
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[…] 原題:“Crouching Toger, Hidden Dragon : Sword of Destiny / 原題:“臥虎蔵龍 青冥宝剣” […]