10月12日、またぞろ小雨の降る中、当初はカレーうどんを食べに行くつもりでしたが、ガード下とは言え空が見えるところで食べるのはちょっと抵抗があったので、約１ヶ月ぶりに日比谷ラーメンアベニューを訪ねてみました……ここも厳密にはガード下なんだけど、ちゃんとドアで仕切られてるし。
前回の訪問時は台風通過の間際だったため、ほとんどお客はいませんでしたが、今回はちらほらと席が埋まっている。とはいえ満席ではないのは、やっぱり天候不順のせいなのでしょう。
二度目のラーメンアベニューにていただいたのは、金澤味噌ラーメン 神仙の味玉味噌ラーメンです。
見た目がだいぶくどい印象なので一瞬たじろぎましたが、スープを啜ると、思いのほか口当たりはいい。きちんと味噌、しかし独特のクセがある……個人的にはあんましハマらなかった。
しかしさすがに、せたが屋プロデュースのこの場に選ばれるだけあって、美味しいのは確か。具は適度な肉々しさのあるチャーシューに歯応えのあるメンマ、スープには肉味噌とタマネギもある。味噌ラーメンとしてはオーソドックスながら、クセが過剰に主張しすぎないので、スルすると食べられる。
ひとつ気になったのは味玉です。黄身がとろみを残した固さ、なのはいいんだけど、白身までちょっと柔らかいのはどうなのか。スープに白身特有のまとわりつくような粘つきが混ざるほどではないけれど、玉子としての存在感がなくなるくらい柔らかいのはどうなのか。黄身はともかく、白身はもうちょっと固めて欲しいかな、私は。
中太縮れ麺まで含め、オーソドックスな味噌ラーメンの要素を揃えながら、具材やスープの味わいに個性を出している。美味しいことは間違いない……んだけど、個人的には、主張する方向性が私の求めるものと違っている感じ。
選択肢がなければ立ち寄るけれど、私が意識的にここを選んで食べることは、今後あんまりないかも知れません。美味しいのは美味しいんだけど、しっくり来なかった――あくまで私の感想です。本当に、美味しいのは保証できるんだが。
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