ど・みその冷凍麺に挑戦してみた。

 最近、自宅でも楽しめるよう、冷凍で商品を提供するラーメン店が増えてます。数年前から次第に増えてはいましたが、ブースターがかかったのは間違いなくコロナ禍でしょう。
 前々から興味はあったのですが、システムの都合上、店頭で食べるのより、やや割高になりがちです。たいていは送料を上乗せするかたちになるのですが、どうしてもここが嵩む。お店によっては、数人分をパックにして価格を抑える、みたいなこともしているようですが、それだとこんどは、私のように家で食べる人間が少ないと無駄が多くなる。
 そんなこんなで、なかなか手出しできずにいたのですが、最近になって冷凍ラーメンを販売する自販機、なんてのも増えてきた。そのうちのひとつに、ど・みその人気メニューである特みそこってりラーメンを扱っている、と知り、先日遂に買ってきました――年に何度も食べてますが、私はこれを母にいちど味わって欲しかった。

ど・みその特みそこってりラーメン冷凍、商品外観。上にあるのはトッピングに用意した食材各種。

 で、購入してきたパックがこちら。宅配でも同じ仕様なのかは解りませんが、惣菜店でも使うようなパックに中身が収められている。
 封じてあるのは麺と、チャーシュー2枚も含めたスープ、それに香味油と海苔2枚。片面に見えるかたちで、ど・みそのロゴと共にわかりやすい調理方法や、オススメのトッピングが記されている。写真上方にあるのは、私が商品の内容をネットで調べたうえで、これだけ揃っていればほぼお店と同じになる、と考えたトッピング用の食材です。ニラとスイートコーン、そしてモヤシ。
 冷凍で提供するためシンプルになっている、とはいえ少しは調理もいる。パックされているスープは湯煎で溶かし温め、並行して麺も茹でなければいけない。香味油は、丼を温めるために注いだお湯に浸けておく、というのがオススメの手順でしたが、我が家ではスープと一緒に鍋にかけて、先に上げることにしました。トッピングのうち、モヤシは予め茹でておく。

パックの内容だけ調理を済ませて盛り付けた外観。

 で、パックの中身だけを指示通りに調理して丼にあけたのがこちらの写真……あ、ちなみに海苔はついてますが、このときはまだ載せてません。すぐしなしなになっちゃうし。
 既に薫りやスープ、麺の雰囲気はしっかりど・みその特みそこってりですが、やはりこれではちと物足りない。封入されている海苔も含め、別に用意したトッピングを添えたのがこちら。

上の丼に、添え忘れた海苔及び、別途用意したモヤシ、ニラ、コーンとゆで玉子を添えた状態。

 ……おおお、ほぼ店頭で出しているそのまんまになった。
 いざ食べてみると、まったく一緒ではない。スープに浸した状態で一緒に湯煎したチャーシューは、スープを吸い過ぎて少々崩れやすすぎる。美味しいことは美味しいけれど、店頭のような肉の旨味はちょっと弱い。
 また、麺がやや茹でが長かったかも知れない……ただしこちらはチャーシューほど不可避な問題ではない。そして何より、ちょっと柔めでも、モチモチの食感は健在。
 そして我ながら上等だったのはトッピングです。お陰でほぼお店通りになりました。ニラの刻み方が大きかったり、もうちょっとコーンを投入してもいいかも? というあたりは気になっても、それぞれが濃厚すぎるスープの味にいいアクセントを添えて、飲みやすくしてくれる。
 やっぱり最善はお店で食べることだよな、というのは確信しつつも、工夫によってほとんど店とおんなじ状態の料理が家で楽しめるのは嬉しい。また自宅であるが故に、麺を食べきって残ったスープも、お湯を差して薄めて楽しむことが出来るのも有り難い。さすがに、これはお店では気が引ける……お願いすれば出来るかもだが。
 どうやら母もお気に召したようなので、またそのうち買ってきて楽しもうと思います。或いはその前に、同じ自販機で買える他のお店のメニューも試してみるか。

 ちなみにど・みその冷凍麺は、取扱のある自販機以外に、公式通販おうちラーメンバンクなどでも入手可能なので、気になる方は注文してみてください。送料分余計にかかってしまうけれど、近場に店舗がないなら是非ともお試しください。私は店舗に寄せるかたちでトッピングを決めましたが、色々と試す余地もあると思います。
 とりあえず下には京橋にある本店の地図を貼っておきます……地図があっても若干解りにくい場所なのでご注意を。

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