レンタルDVD鑑賞日記その48。

 熱を出して寝込むミルクをかれんが看病する第34話、ナッツが常に身に着けている鍵の秘密とこまちの仄かな想いを描いた第35話、のぞみたちが学校のマラソン大会に挑む第36話、の3篇。

 すっかり仲良しになってしまったプリキュア側のエピソードが和やかになったのに対し、ナイトメアの皆さんはどんどん追い込まれている感じです。第35話でこれまで沈黙を貫いていたブラッディがとうとう前線に乗りだし、一方で第36話にてガマオくんが昇天。……最後まで適当に使い潰されちゃって、ほんとーに哀れな怪人でした。ブラッディはナイトメアのキャラクターの中ではいちばん物言いに重みがあるので、悪役としては正統派なんですが、他の人たちの労働者ノリが愉しすぎたので逆に物足りない。

 この巻通しての見所は、のぞみとこまちがけっこうはっきりと恋愛感情を覗かせていることでしょう。のぞみのほうはギャグでしたが、こまちのほうは非常に彼女らしくしっとりと想いを見せている。第35話のエピローグ部分は、非常にいいひと幕でした。

 ……ところで、どーも気になるんですが、このシリーズのDVDって、最後の始末が雑です。たいてい最後は次の巻冒頭の話の予告篇が入っているわけですが、のぞみの「みてみてみてね」という台詞が切れているのはザラで、下手をすると次の話のサブタイトルが途中で切れてしまっていることがある。どーにかならんもんなのか。

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