『エンジェル・ハート』第十話 エンジェル・スマイル

 抗争決着を経て。暗殺事件の黒幕・張をめぐって信宏や李大人の部隊・玄武が暗躍する。しかし、最終的に仕留めたのは、シティーハンターこと冴羽獠だった……

 前半は前回のエピローグ、そして後半はガラッと雰囲気を変えて、『シティーハンター』に近いノリで話が進みます。その緩急がなかなか宜しい。もう絵柄と作画レベルについてとやかく言うのは止めましょう、指摘しても詮無いことだ。

 この辺の話を原作で読んだのはだいぶ前のことで、さすがに詳細は覚えてませんが、肝心なことを伝えるのに随分回りくどい手続を踏んでたんだなー。シリーズの今後の方向性を決定づける“願い”は果たされたものの、もうひとつの節目となる事柄は伝えられぬまま。やっぱり年内でプロローグ部分終了、という格好になるな……終らせてしまうのか、そのまま続けるのか、はて。

 それにしても、いきなり衝撃の真実を知らされてひとり愕然としている信宏がちょっと哀れです。話の冒頭まではシリアスでいられたのに、もし作品がこのまま続くなら、以降はもうずーっと三枚目なんだよな……。

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