『スケッチブック 〜full color's〜』Page.05 ねこねこの日

 空ご執心の猫・ミケ。何やらやたらと貫禄のある新顔・クマと邂逅したり、屋根の上で語尾に“ニャ”をつけるハーさんと語らったり、のんびりと過ごしている。しかし、クマの目的が、自分を飼ってくれる人間を見つけることだと聞いて、胸中は複雑だった……

 ……なんだこの話。金田朋子中田譲治の掛け合いは確かに面白いがこれは本編の文脈で綴っていいのか。猫放題で楽しいけど、いいのか。あとクマさんの毛質からすると、首輪をしても毛の谷間に埋もれて見えないと思うのだが。

 これも4コママンガに基づいているようなので、要は主題を設けてきちんと構成できるかが勝負なのですから、その意味では文句はない。ただ、この速さでネコ視点というのにはちと首を傾げます。ネコ同士のやり取りが楽しすぎて、人間側がまるっきり割りを食ってしまうのも微妙。面白くても、だからと言って良しとするのは難しい、困った話でした。相変わらず大筋では評価するし、嫌いではないんだけどなー。あ、でも今回は涼と風の漫才の切れ味が悪かったのでそれが一番の不満かも。

 それにしてもこのアニメのBGMはわたし好みで困ります。ちょっとフュージョン寄り、なのも当たり前で、スタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアが豊富な村松健の音楽。あーこれは買うかもな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました