今回のメインは臼井影郎……だったらしいのだが、あまりの影の薄さに糸色先生にさえ無視される始末。そして気づけば、話は社会に出たとき、非難されても耐えられるようにと、“非難訓練”が実施されることになるのだった……
視聴者サイドには充分存在が認知されていますが、“存在感ゼロ”という記号が成立しているがゆえであるために作中では無視される、という考えてみると異様なまでにアクロバティックな設定の臼井影郎が今回の中心人物。その枠内で出来るお遊びを限界までやり遂げた精神は相変わらず立派。そして何故か美味しいところを智恵先生がぜんぶ持って行ってしまったというのが素敵。
ネタがしっかりしていたため、実験的な部分はあまり目立たなかった――というのもまた皮肉な話ですが、個人的に糸色先生に跳び蹴りをかました太郎のスカートの中にまでちゃんと細工があったのが妙にツボでした。これ、録画していないので、いったい何を黒丸代わりに使ったのか、すぐに確認できないのが口惜しい。DVDはもう買う覚悟を決めてしまってますが、この回が収録されるのだいぶ先だよなあ。
ちなみに『魁!男塾』は本当に実写映画化されてます。監督・主演は北村龍平作品の常連でもあるアクション俳優・坂口拓。公開は来年ですがもう撮影は終わっているはず。
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