爆笑問題withタイタンシネマライブ#56。

 日付が変わってしまいましたが、14日夜の出来事。

 午後の用足しのあと、家でひと息ついて、それから電車にてTOHOシネマズ日比谷へ……バイクで出かけるつもりだったんですが、途中の道がだいぶ混雑してそうな兆候があったので安全策を取りました。このところ足の調子が悪くて、歩くのがなかなかしんどいんですけど、それでも歩く。

 というわけで今年最後の爆笑問題withタイタンシネマライブ#56を鑑賞してきました。本篇前のムービーは、薄汚いおじいちゃんに変装したのはタイタン若手の誰か、というクイズ形式のネタ。メイク担当者が日本エレキテル連合中野だった時点でほぼバレてましたが。あのイかれたネタの数々で珍妙なメイクを施しているあいだに、普通に特殊メイクの技術が向上したらしい。

 タイタンメンバーは毎度のゆりありくから始まり、ダニエルズ、まんじゅう大帝国、シティホテル3号室、ミヤシタガク脳みそ夫ウエストランド日本エレキテル連合の順で登場……あの男がいないだけでちょっとだけムードが和やか。この面子では、前から贔屓にしているミヤシタガクがやっぱりお気に入り。ちゃんと計算されたひとり芝居が楽しい。そして日本エレキテル連合は今日もクレイジーでした。

 ゲストその1はシティホテル3号室のあとに登場の新宿カウボーイ。相変わらずかねきよが飛ばしまくってます……と思ったらアドリブが過ぎて尺が倍くらいになっていたらしい。ろくにまともに喋ってないのに面白い、というのはある意味スゴイ。

 ミヤシタガクを挟んで登場したふた組目のゲストはインディアンズ……どういうわけか新宿カウボーイリスペクトみたいなネタになっていた。確かにボケの芸風が一緒なら、ツッコミの風貌まで似ているので、舞台挨拶で言っていたように、もーちょっと新宿カウボーイと離してあげるべきだったんではなかろうか。こういう香盤もある意味で面白かったんですが。

 脳みそ夫を挟んで3組目のゲストはミキ。M1ネタを挟みつつ、けっこう巧みに時事ネタを流しこんでいくスタイル。ちぐはぐな駆け引きをしているように見せかけて、ちゃんと伏線が組み立てられていてるあたりがまさにいまの若手実力派、という趣。

 日本エレキテル連合のあとに4組目のゲスト、ナイツ登場。こちらも導入に『おっさんずラブ』に触れて時事ネタで攻めてくるのか、と思いきや、流行りを取り入れたらおかしなことになっていく、というナイツらしいひねりを効かせてきた。塙が今年のM1で審査員に加わったことでも話題になりましたが、基本的にこの人たち、お笑いが好きなんだな、というのがよく解るネタ。

 続いては準レギュラー格のパックンマックン。彼らもわりあい時事ネタ中心で英語を絡めてくる、というのがこのライブでの定番ですが、今回はスマートスピーカーを軸に展開。細かなボケの詰め方はお定まりではあるんですが、ちゃんと目新しい情報を盛り込んでくるのが彼ららしい。しかしいちばん笑ったのは、“スーパーボランティア”を“スーパーマラドーナ”と言い間違えたくだりでした。あれはさすがに計算ではあるまい。

 BOOMER&プリンプリンのしょーもない大衆演劇ネタを挟んで、トリはいつも通り爆笑問題。ここでもM1の一件から切り出し、今年何度も挙がったスポーツ界の暴力問題を主にネタにしてます。それにしても太田さんほんとに清水健太郎ネタ好きね。

 今回は全組コンパクトにまとまっていた、かと思いきや、新宿カウボーイはじめ随所で尺が伸びたようで、最後の挨拶はちょっと駆け足気味。それでも新宿カウボーイとインディアンズのやり取りはしつこかった。

 鑑賞後は例によってまっすぐ帰宅。世間の人たちが帰宅する時間帯に電車に乗るのはだいたいこのシネマライブがあるときとかだけなんですが、体力が落ちているときラッシュに揉まれるのはなかなかに堪えます……。

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