TOHOシネマズ上野へ、3度目の映画鑑賞に赴いて参りました。
スケジュールが発表された段階からこまめにチェックをし、優先順位の兼ね合いから、早い段階で今日朝一番の上映に狙いをつけていました。
――が、早朝、何気なくネットを眺めていたら、想定より上映開始が遅いことに気がついた。発表後にスケジュールが変更されたのか、或いは私の勘違いか。いずれにしても、朝からスケジュールの変更を余儀なくされてしまいました。
やむなく日中は大人しく作業に費やし、夕方からお出かけ。一般人の方も仕事を終えるくらい、というちょうどいい時間帯故にまあまあの混雑ぶりでしたが、どうにか座席を確保出来ました。当日、窓口でしかチケットを確保出来ないのがフリーパスの厄介なところですが、まあこれだけは仕方ない。
本日鑑賞したのは、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズを手懸けたスタッフによるサスペンス、白人の恋人の実家を訪ねた青年が経験する恐怖を描いた『ゲット・アウト』(東宝東和配給)。だいぶ前から気になっていた1本ですが、上野での上映予定作品に入っていたので、ここで観ることに決めていたのです――まさか最初の週で終わらせるとは思ってなかったけど。
あちらではやたらと評判のいい作品ですが、それは本篇で題材とされる“差別意識”が未だにリアルであり、そこを巧みにエンタテインメントに昇華しているからでしょう。実はアイディアのベースはとてもシンプルで、むしろありがちと言っていい。ただ、そうした題材の処理の巧さ、終盤まで予断を許さない牽引力は完璧に近い。監督にとってこれがはじめての作品、ということのほうがむしろ驚きだ。
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