海賊の前に、まずは忍者。

 すっかり月曜日には映画を観に行くことになってしまってます。そんなわけで、炎天下を自転車を漕いでTOHOシネマズ日本橋へ。

 本日の作品は、『のぼうの城』『村上海賊の娘』の和田竜原作、『怪物くん』の中村義洋監督&大野智主演、戦国時代、織田信長の子・織田信雄が伊賀に攻め入った史実をベースに、“虎狼の族”と呼ばれた伊賀忍者の規格外な戦いとドラマを描く時代アクション忍びの国』(東宝配給)

 予告の雰囲気が面白そうだったので、出来れば早めに押さえておこうと思っていた1本です。予感的中、大変に私の好きなタイプの、ユーモアと機知、そこにシリアスなドラマもしっかりと詰めこまれた、歴史を踏まえつつもかなり大胆に組み立てられたエンタテインメントに仕上がってました。冒頭のあまりにも常軌を逸した小競り合いで作品の世界観を浸透させると、情報量の多い歴史の出来事を巧みな語り口で解り易く描き、しかもそこにちょっとした驚きも加えている。観ていて唸らされたのは、部下からも疎んじられていた織田家の次男・信雄が挙兵する辺りのくだりです。主人公である無門ら忍びがけっこう非人間的であるがゆえに、この本音を曝け出した人間的なドラマが熱く、説得力に満ちている。実に痛快な作品でありました。

 今日は“三太郎の日”なので、マクドナルドの無料クーポンを中心に昼食を摂ろう――と思っていたのですが、よくよく調べてみたら、利用可能になるのは15時からでした……これでは昼食に使えないので、やむなく家に帰ってありもので済ませることに。途中で食べていっても買っていっても良かったんですが、目論見が外れてしまうと、次の手段を考えるのが億劫になる、そのくらいに暑くてしんどかった……。

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