残り3本。

 今年の新・午前十時の映画祭も残すところあと3本。今コマも、プログラム入れ替え直後の月曜日に押さえてきました。

 いつもながらのTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞したのは、アガサ・クリスティの代表作の1つを、『十二人の怒れる男』『評決』のシドニー・ルメット監督がオールスター・キャストで映画化したオリエント急行殺人事件』(CIC×パラマウント映画初公開時配給)

 原作を読んだのがだいぶ昔なので記憶は曖昧なんですが、調べてみたところ、細部を変更しているくらいで大筋には手を入れていないらしい。それでもたぶん、尺に収めるために、間延びしがちな推理や説明をだいぶ端折っていると思われますが、しかし肝は押さえていますし、一連の流れを経て辿り着く解決篇のインパクトは充分。如何せん、中盤がほとんど訊問だけなので、少し睡眠が足りなかったことも手伝ってちょっとしんどかったのですが、しかしクライマックスではさすがに目が覚めた。確かに名作でありました。

 ちなみに、今年に上映される新・午前十時の映画祭は5本目となります。TOHOシネマズ日本橋では、1本目の『アパートの鍵貸します』がスクリーン1、『慕情』がスクリーン2、『グレン・ミラー物語』がスクリーン3、そして前回の『死刑台のエレベーター』でスクリーン4、とこっそり移動を続けていた。この調子だと次はサイズが大きめのスクリーン5で観られるのか?! と密かに期待してたんですが、残念ながらスクリーン2に逆戻り。まあ、スクリーン5でキャパがいきなり100人以上増えてしまいますから、平日でも空席率の低いこの映画祭とは言い条、さすがにおいそれとは使えないのは解ってましたけど。

 残す2本はいずれも日本映画、しかも小津安二郎作品です。ここで観られるのを知ってからずーっと待ち焦がれてます。あと2週間だ。

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