前にも書きましたが、TOHOシネマズとauで実施している割引サービス“auマンデイ”は、月曜日であれば全作品基本料金1100円で鑑賞出来ますが、一部の作品限定でさらに安く900円にてチケットが買える。
ということで、せっかくだから、とばかりに予め900円の作品と、併せてもう1本、早めに観ておきたかった作品のチケットを確保しておいて、電車にて新宿へ移動、本日15時40分くらいにTOHOシネマズ新宿に到着。
……が、しかし、色々あって、1本目は取りやめました。とりあえず、TOHOシネマズ新宿は売店の従業員の教育をもっと考えた方がいいと思う。ポップコーンにバターをかける機械が壊れたからって、客をほったらかしで何人も機械のまわりにたむろしてないでください。上映開始時間があるんだから、早く「壊れた」と伝えて、意思を確認してください。
血が昇って映画を観る気分ではない、しかし2本目のほうが今日に限り900円で観られる作品だったため、あんまり先送りにするのも惜しい。このままでは映画を観る気分でもないので、空いた時間を使って頭を冷やすことに。
少々風邪気味なので、カラオケに行くのは気が進まない……というか頭を冷やすのはたぶん無理。そこで、久々にPokemon GOを起動し、ひたすらにブラブラしてモンスターを集めてまわりました。本当にしばらくぶりだったせいか、思いのほか見知らぬモンスターが跋扈していて、図鑑がちょっとだけ揃いました。
映画館の下で早めの夕食を摂り、改めて劇場へ。気を取り直して鑑賞した作品は、1200kmにも及ぶ迷子の果てに、Google Earthを用いることでようやく家族の元へと辿り着いた青年の実話を、『英国王のスピーチ』のプロデューサーらが映画化した『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(GAGA配給)。
粗筋は上で記したのでほぼすべて、という内容なんですが、その長い旅路を、なるべく当事者の意識に寄り添ったかたちで再現しているのが巧い。子供目線だからこそ曖昧になる位置関係、そして一連の出来事が却って奏功して、幸せな境遇を得てしまったことがもたらす煩悶。最終的に自分のいた場所をネット上の地図に見出し、本当の家族に再会するまでのプロセスはかなりグッと来ます。限られた要素で終盤のカタルシスを巧みに高めた、印象深い1本でした。
鑑賞後はまっすぐ帰宅……だらだらと時間をかけて歩き続けたので、距離は稼げていませんが、それでもヘトヘトなのでした。
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