昨年、閉館を間近に控えたシアターN渋谷にて上映されていましたが、けっきょく観逃してしまったこれをレンタルDVDにて鑑賞。『フロンティア』『ヒットマン』を手懸けたザヴィエ・ジャン監督作品、核戦争から逃れてシェルターに閉じこもったひとびとのあいだで繰り広げられる悪夢を、壮絶な筆致で描いたシチュエーション・スリラーです。
閉じこもったシェルター内で展開するドラマ、というのはSFやミステリなどで愛される題材ですが、本篇にはちょっとしたひねりがある。そのせいで却って、終盤に悪い意味でのモヤモヤが残ってしまうのが難ですが、この目的が失われていく生々しさと、決着の虚無的でありながらやけに力強い余韻はなかなか。
日付が変わる前にほとんど感想は書き上がってたんですが、関連作品を炙り出すのに手間取ってしまったので、詳しいものは明日付けでアップします。
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