本日は観たい作品の封切り日です。2つ、押さえておきたいものがあり、優先順位は私のなかではっきりしていたので、迷う理由はなかったのです――が、このあいだ、急遽夕方からの用事が決まってしまい、昼寝の時間を確保することを考えると、当初予定していた作品ではちょっとしんどい。そこで、第2候補のほうを鑑賞することにしました。
……とここでは断定的に書いてますが、実は出かけた時点では、まだどちらにするか考えてました。しかし日比谷に着いた時点で結論は出て、ちょっと早めでしたが、さっさとチケットを確保……が、早すぎて開場さえしておらず、腹痛気味だった私は、既に開場しているスカラ座・みゆき座にいちど駆け込んでやり過ごすのでした。
ともあれ、本日予定を変更してTOHOシネマズシャンテにて鑑賞したのは、実在する音楽家たちの“老人ホーム”をモチーフとした戯曲を、初監督となる名優ダスティン・ホフマンの演出にて映画化した英国コメディ『カルテット!人生のオペラハウス』(GAGA配給)。
如何にも俳優出身らしく、演技を見せることにまず関心があるようで、ちょっとカット割りのテンポが微妙かなー、と思ったのですが、しかしストーリーそのものの起伏よりも細かな台詞、情感の表現で見せるような作品なのでそれがしっくり来る。何より、これを観ていると、“音楽って気持ちいい”と思ってしまうのが見事。傑作、と呼ぶにはあれこれ物足りない気はしますが、間違いなく愛すべき佳作。処女作とは思えない軽妙さがあります。
帰宅後、急ぎ昼食を摂って仮眠に入り、夕方から所用。めいっぱいのスケジュールだったので、感想を書く暇はまったくありませんでした。なので詳細は明日……と言いたいところですが、明日ちゃんと書く時間が取れるのか解らなかったりする……火曜日までぎっちり余裕が入ってるのよ、珍しく。
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