届いたのは2日くらい前でしたが、尺が短いこともあって、今日の午前中にさっさと観てしまいました。『[リミット]』『レッド・ライト』のロドリゴ・コルテスが脚本と製作を担当した、P.O.V.スタイルによるホラー。最近、母親を喪ったばかりの一家を繰り返し襲う怪現象の正体を探るために、科学者とそのチームが彼らのアパートを調査する、という話。
スタイルとしては有り体なんですが、状況の描き方の生々しさと、それに反してやたらと派手な現象、決着のリアルだけどこういう作品ではけっこう意外な趣向、と作り方に知性が窺える。やっぱり『[リミット]』は偶然の産物ではなかったのだ、と解る一方で、本篇に限って言えば、あまりに隙間を縫いすぎていて、ピンと来ない観客が多いのでは、と感じられるのも確か。非常に丁寧に作られてますが、ちょっとお薦めするのは難しいかなー、という印象でした。もし劇場で観てたら買わなかったかも……いや、別に手許に置いておいて後悔するような作品でもないんですが。
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