大成龍祭2011グランド・フィナーレ。[大成龍祭2011(24)]

 生憎の陽気ですが、今日も電車にて六本木へ。ここまで付き合ったなら最後まで見届けないと、というわけで、大成龍祭2011、最後の上映を鑑賞してまいりました。

 作品は、邦題のせいでシリーズ作品と勘違いされがちですが、実話を脚色して作った実験的作品『新ポリス・ストーリー』(東宝東和配給)。若干ながら予備知識を持ったうえで鑑賞したので戸惑うことはありませんでしたし、順繰りに観ていけばこの変化は当然だと解るので、私には興味深く、充分に面白い作品でしたが、たぶん公開当時は反応悪かったんだろうな〜。

 上映終了後は、最後ということもあっていつもより長めのトークイベント。スクール・オブ・ジャッキーのゴリラ氏と、成龍祭の仕掛け人であるTOHOシネマズ溝口氏が、大成龍祭2011や先日のオールナイト・イベントの舞台裏についてあれこれと語ってくれました。例の震災の影響で、しばらくはレイトショーの開催が難しく、4月から始まる大成龍祭も3月末まではかなり微妙な情勢だったこと、オールナイト・イベントのために石丸博也氏にコメントを吹きこんでもらう際、進行に使うためスタッフが用意していた原稿とは別に、石丸氏自身が手書きで用意したコメントもあって、本当はそっちを流したかった、という話などをしたあと、ゴリラ氏の合図で、観客の方が溝口氏のために用意した花束の贈呈、なんていうサプライズまで。最終的に内輪のイベント、みたいな雰囲気になってましたが、これだけ時間を費やし、震災含め色々とあっただけに、こういうのも悪くない。

 ……ともあれ、半年以上にわたって開催された大成龍祭2011もこれで終了。何だかんだで、30本の上映作品のうち23本を押さえてしまいました。が、すっかりジャッキー映画の魅力に取り憑かれてしまった気分なので、今後もDVDやブルーレイで過去作品をフォローしていきたいと思います。成龍祭自体は来年以降も、機会を窺って開催したい、ということを仰言っていましたが、そのときは既にDVDで観たものであっても出来る限り劇場に足を運んで鑑賞させていただきます。

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