レンタルDVD鑑賞日記その243。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ14』(BROADWAY[発売])

 昨年末に借りた『〜22』はいまひとつ満足出来なかったので、もう少し遡ってみました。編集の仕方にまで凝らした工夫がいささか過剰ではありますが、全篇に漂う異様な雰囲気は見事。未だにときどき引用される名作“頭のおかしい老人”や、ふたつのカメラの存在が異様さを強調する“安普請”あたりは素晴らしいと思う。スタッフを襲う異変の数々も、なまじこの巻では結果が解らないだけに薄気味悪い……このあとの巻で提示された締め括りはどっちらけでしたけどね。

 久々に、『100人の映画通が選んだ本当に面白い映画。』から1本借りてみました。ショーン・コネリー主演&製作総指揮によるスリラーです。無実を主張する青年のために、8年前の事件を調査しはじめた元弁護士の大学教授。しかし地元の人々は、青年の有罪を意固地に信じており……

 凄く牽引力に富んだ話です。あっという間に引き込まれて、あとはラストまで一気呵成。見せ方も巧みで確かに面白いんですが、終わってみると細かに疑問が残ります。ラストをやたら派手にしてしまったことで、もう少し掘り下げられたテーマが安易なところで立ち止まってしまった感がある。……とはいえ、ストーリーを面白くするための見せ方は見事ですし、俳優たちの演技の力も堪能できる、確かに見応えのある作品でした。詳しい感想は明日以降に。

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