しばし連勝していた開司だったが、途中から利根川はさながら開司の心を読んでいるかのような発言をするようになってきた。そして、初めての敗北――僅か一敗ながら、開司の心は激しく揺れる。利根川は自らの経験によって開司の出すカードを予測した、と嘯くが、本当にそんなことは可能なのだろうか……?
一気にこのゲームの本領たる心理戦に発展。しかしこの段階ではゲームを熟知している利根川のほうが圧倒的に有利であり、ある意味鉄骨渡りに匹敵する恐怖が充満している。いやーいいなあ。
ただ、もともと動きが乏しくアニメ的な見せ場が作りにくいシリーズなのに、ことこのEカードは更に動きがなく対戦相手も利根川一人、故にやたらと画面展開がなく、視覚的にちょっと飽きるのが残念。利根川の側にも切迫感が生じて、相互に葛藤が描かれるようになればもっと激しさは増すのでしょうけれど、それまでは我慢の子かしら。
コメント