レンタルDVD鑑賞日記その234。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ19』(BROADWAY[発売])

 まずは書き物などのついでにかる〜く愉しむつもりで借りてきたこちら。月額レンタルを始めたころに鑑賞したので、2年振りぐらいの再鑑賞です。

 やっぱり全般に、ここ最近より出来が良く感じます――ネタ自体は決して突出して優れているわけでもないのに、扱い方が巧いので、不気味さがきちんと伝わってくる。変に長篇に仕立てなくてもいーのです。

 勢いで観てしまった、という問題のものがこちら。ちょうど『新ポリス・ストーリー』の翌年、ハリウッドへの再チャレンジ作『レッド・ブロンクス』の前に制作された、出世作酔拳』の続篇です。

 これまた順に追って鑑賞してきた者にはすごーくあれこれ語りたくなる1本。確かにあのオチはちょっと消化不良ですが、しかし過程の面白さは一級品です。本人のバカさ加減と善良さ、やたらパワフルなお義母さんなど、キャラは立っているし、久々にアクションが正しくカンフー・スタイルに則っていて痛快。1作目が傑作であるのは言うまでもありませんが、私はこっちも好きです。

 ちなみにこの作品、日本版ではカットされ、のちに本国版や国際版からも姿を消した、幻のラストがあります。さっきネットで確かめましたが……これは要らない。こうしなきゃいけない気持ちも解りますが、これは要らない。

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