GWだろうと週末は週末、ということで毎度ながら映画鑑賞へ。こんな日でもいちおう封切り作品はあって、当初はそちらを観に行くつもりだったのですが……まあ急がなくてもいいだろう、と気分が変わって、公開済のなかから気になっているものを優先することに。
やって来たのは渋谷のシネマライズ、近頃ここは来るたびに何故か地下に追いやられていたのですが、今回は久々に2Fで観られました。作品は『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督・脚本作品、『バベル』にも出演したガエル・ガルシア・ベルナルが現実に不器用なあまり夢に逃避する青年を演じた空想的なロマンス映画『恋愛睡眠のすすめ』(Asmik Ace・配給)。何せ『エターナル・サンシャイン』はここ数年に鑑賞した映画の中でお気に入りのトップ10入確実なくらい大好きな作品だったためにけっこう期待していたのですが――同時に抱えていた不安のほうが的中したような出来。ミシェル・ゴンドリー監督はPVのような尺の短い作品でこそアイディアが活きるタイプで、単独で長篇の脚本を書くにはあまり向いていない、というのが率直な感想。ヴィジュアルの先鋭ぶりでは『エターナル・サンシャイン』を凌駕しているのですけれど、お話の中で活きていないのが残念。雰囲気やラストシーンは非常にいいんですけどねー。詳しい感想は、「どうやったら玩具にカオス理論を応用できんねん?!」からどうぞ。説明されても理屈が解りません。
観賞後は、ちかぢか撤退することが決定してしまったブックファーストを訪れて、また資料本を探そうとするも、いまいち収穫がなく手ぶらで離脱。駅の中で昼食を摂ってから帰宅しました。もう1冊ぐらい欲しいんだが……
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