濃くて格好いい。

 プログラム切替直後の火曜日は、午前十時の映画祭9を観に行く日です。台風が接近していて雲が多いものの、とりあえず今日いっぱいは保ちそうなので、自転車にてお出かけ。

 毎度のTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した今コマの作品は、『サタデー・ナイト・フィーバー』で一躍スターダムにのし上がった直後のジョン・トラヴォルタを主演に招き、人気を博していたミュージカルを映画化した『グリース』(パラマウント映画=CIC初公開時配給)

 とにかくトラヴォルタ分が濃厚。鬱陶しいくらい脂ぎっていて無駄に格好いい、それでいてどこかウブな少年の部分もちらつかせていて、若くして演技力も示している。時としてくどくなる歌声も魅力的で、ほぼトラヴォルタのインパクトで引っ張ってまするストーリー的には、当時のアメリカにおける若者文化を積極的に吸収しているのは窺えますが、個々のイベントがうまく連携を取っていないので、重要となるはずのダニーとサンディの変化にいまいち説得力がない。一般的なミュージカルとは少し違う歌唱法など、印象の強い工夫も多々あって、とても楽しい映画なのは確かなんですが、終わり方が納得いってないこともあって、個人的には残念でした。残る価値のある作品なのは否定しない。

 お昼はその辺で食べようかしら、とも思ったのですが、お盆も過ぎており、昼食時のお店はどこもかしこも混んでいる。実はきのうも欲求に駆られて、用足しの前にわざわざ自転車を漕いでラーメン店に食べに行っているので、今日はいいだろう、という気分になり、コンビニで軽い食事を買ってきて済ませました……暑さがぶり返すと、途端に外食が面倒になる。

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