ねずみ男がゴミ捨て場で発見したノートパソコンをきっかけに、急に大金を稼ぎ出した。土地転がしやビル・マンションの造成で荒稼ぎしている男である。ねずみ男はこの男に取り入って、ビジネスマンとして収入を得ていたのだ。鬼太郎は古い友人のよしみで、「人間社会に溶け込むのと媚びるのは違う」と諭すが……
前回も思いましたが、なんだろうこの擽りの巧さは。鬼太郎が普通に買い物してるし。砂かけ婆が何故かリフォームの雑誌買ってるし。ネコ娘普通に人間社会に溶け込んでるし、じゃなくてその服装は何! そのあとのパリッとした服装になったねずみ男よりよっぽど驚いたわぁ!
そして今回は待望のあの人が登場です。根津三男という悪役、造型上のモデルは新耳袋のあの人らしい。そういう眼で見ると、あんまり活躍しなかったのは残念ですが、使われ方が色々と笑えます。よりによって、そういうかたちで妖怪と関わるとは。遊びすぎです。
話のほうは、どちらかというとねずみ男というレギュラー・キャラクターの位置づけ確認のようなもので、前回ほどアイディアに際立ったものはなし。ただ、妖怪の特性の使い方や倒し方は相変わらずちゃんと考えられていて、少年少女向け冒険物の押さえるべきところは押さえてある。作画のテンションも、まだ2話目とはいえまるで下降する気配もないので、観ていて安心していられました。
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