白鷺城に殺到する藩主の兵。忘れ神の女たちは特殊能力で蹴散らしていくが、富姫と図書之助が情を通じたために、彼女たちの回復力は確実に衰えており、ひとり、またひとりと果てていく。富姫もまた戦いの場へ赴こうとしたとき、忘れ神の老婆が図書之助に牙を剥いた……
……原作はどういう話だったのか本格的に気になってきました。こんなスペクタクルだったのか、ハリウッド娯楽大作の終盤みたいな展開をしてたのか?! 作画の質が劣化していたわりには美しい絵が多かったのですが、話運びがいまいち腑に落ちないせいで、儚さや虚しさを湛えつつもいまいち空気が伴っていない。
『怪』という主題にこの内容はどうだったのか、原作と比較してどうだったのか、などあまた疑問は残しますが、しかし個人的には決して嫌いではなかったりする。とりわけあのラストシーンはなかなか良かった。あとはもうちょっと作画に慎重であってくれれば、と思いましたが……それはさすがに気の毒かも。
次週からは『化猫』です。
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