『おろしたてミュージカル　練馬大根ブラザーズ』第５話　俺のを転がせ No.1

　本日、イチローは最近客を取られているらしい歌舞伎町のNo.1ホスト通称No.1の偵察に赴く。この男、無数の女性客を“転がし”て荒稼ぎしているのだった。意味不明の話の成り行きで、次のターゲットをNo.1に定めるヒデキたちだったが。

　……あー、本当に好きだなー、この馬鹿さ加減。序盤の意味不明さも素敵ですが、アニメ特有のお約束に自ら突っこむ一方で、その無茶苦茶さに自ら身を委ねているのがまた変で素敵。

　辻褄とか深く考えていないので展開が自由自在、故に先が読めないとかそういうレベルでないので、観ているこちらは考えずに済みます。っていうか考えたら負け。なんであのラスボスにあの手が通用すると解ったのか、どうしてそんな根拠もなく実行に移せるのか、おまえらいったいなにを心の糧に生きてるんだ！　そして初の勝利だったはずなのに、漂うこの途方もない敗北感はいったい。

　……いやー、楽しいわ、ほんとに。見逃した最初の３回が気になって仕方ないぞ畜生。