昨晩またしても咳の状態が悪化、なかなか眠れないのでとりかかっていた本を読み耽ってやり過ごす。集中して読めたお陰で、三百ページ以上残っていたのが片づいてしまいました。
そのあとどうにか一眠りし、朝になればもう少しマシになっているかと思いきや、ほとんど改善せず。こらサイン会はどうにかなるとしても飲み食いもお喋りも無理だ、と判断して、今夜に誘われていた飲み会の断りをmixi経由で入れる。お昼までごろごろと寝て過ごし、起きてから昼飯と一緒に咳止めに特化した薬とマスクを購入してきました。
どうやら効き始めたのを見計らって、バイクにて神保町方面へ。神田古本まつりに合わせて開催される島田荘司氏の新作『摩天楼の怪人』刊行記念サイン会に参加するためです。到着した時点ではまだ列を作っている様子がなかったので、まずは二階に赴いて、こいつだけは発売直後に確保しなきゃ気が済まない文庫新刊を購入、それから一階で対象書籍を求める。で、いつも列が出来ているところに向かってみると――あっという間に、途中から別の場所に隔離されるくらいの列が出来てました。薬を飲んでいるとはいえ風邪引きには違いないので早めに帰るため来る時間を調整したはずなのに、予測を上回る勢いだった模様。私が列についたのは一時半ぐらいでしたが既に三十人くらいが列をなしていて、以後もどんどんと延びていきます。こんなに列の形成が早いサイン会って初めて見た気が。
開始後十五分ぐらいで移動、ようやくサインの現場が見える位置に並ばされました。ちょっと時間がかかっている気がしたのは、希望者は一緒に写真に写ってもらっていたからでした。この辺はいかにも島田荘司氏らしい。私は、あんまり自分で写るのは好まない方なのでお願いしませんでしたが。
そして私の順番。もうそろそろ喉も限界なのでこっちはご挨拶ぐらいしかしなかったのですが、ヘルメットに目を留められて「バイクで来られたんですか?」と訊かれ、ああ本当に島田荘司氏だ、と改めて実感したり。
そのあと、古本まつりの様子をちょっとだけ眺めました。東京創元社の品切れ扱い本の安売りを物色してこようかと思っていたのですが、見つからないうちに体力的な限界を感じたので、すごすごと撤退。帰宅後はふたたび横になり、薬が効いているとはいえ未だ強い喉の痛みを堪えつつ漫然と過ごすのでした。読み終わった感想を書く気力はないのに、時間と多少の集中力が余っているから読書ばかりが進んでます。このままでは今日中に宿題がまたひとつ増えてしまう〜。
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