『ザ・インタープリター』監督・製作総指揮:シドニー・ポラック/主演:ニコール・キッドマン&ショーン・ペン/配給:UIP Japan

 書き方に悩んだりテレビ放映されていた『グリーンマイル』に目を奪われたりしたりしていたらこんな時間までかかってしまいました。とほ。

 今日は二本のうちどちらにするかで迷い、予定が噛み合えばハシゴしたかったところですが、私の行動力が半減する午後二時ぐらいまでに片づくよう予定を組むのは不可能だったので、片方に絞りました。『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』以来となる――ってまだひと月も経ってませんが、とにかく改装以後二度目となる有楽座にて、鑑賞したのはシドニー・ポラック監督、ニコール・キッドマンショーン・ペン主演という錚々たるメンバーが製作し、史上初めて国連本部内での撮影を敢行したことでも評判になった国際謀略サスペンスザ・インタープリター』(UIP Japan・配給)。感想は、「次の日本公開作品で、ショーン・ペンはテロリストの役。」からどうぞ。……来月公開の『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』のことですが……ええんかいな。役の幅が広すぎるのも時として困りものです。

 相変わらずいい劇場なのですが、今回何か手違いがあったのか、『ザ・リング2』の予告編が2パターン流れるという妙なアクシデントがありました。たとえば通常の予告編のあと、本編の映像をアレンジして「携帯電話の電源はお切りください」という告知にしてしまう、というものが続けて流れるというのはよくあっても、普通の予告編が2種類立て続けにかかる、というのは珍しい。劇場の、というより何かの兼ね合いであんなことになったのでしょうが、鼻について逆効果になると思うんですが……しかも『ザ・リング2』。そうでなくてもイヤな感じ大爆発のあの予告編を二度見せられた日には。

 それともうひとつ、これは有楽座に限りませんが、最近あちこちの劇場で流れる『海賊版撲滅キャンペーン』の広告が怖すぎます。画面いっぱいにアップになった女性の頬を黒い涙が伝い、その滴が落ちると骸骨の顔が画面に浮かび上がり、重なるように現れたフィルムが焼け焦げていく。その上に遠藤憲一のいい声で「海賊版撲滅キャンペーン」というナレーションが被さる――というもので、なるほどショッキングな分効果はあるのでしょうが、如何せん怖すぎて、本編まで余韻を引きずらされてしまうのはどうだろう。実際、まえにとあるホラー映画の直前にこれを目にしたときは、本編よりこっちのほうが怖い、と思ったぐらいです*1。趣旨には賛同しますが、出来ればもうちょっと柔らかいタッチにして欲しいところ。

*1:そりゃ本編が悪いんだが。

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