カーは別格、私のなかで。

　いま読んでいるのと、近日中に購入する予定のもの一冊を片付けたら、ローテーションを復活させようかと思ってます。クリスティー→乱歩→カー→その他→クリスティ……というあれです。

　いつの時期の作品であっても割と平均的に楽しめ、中毒性も認められるカーは、優先的に読みたいと思うものにうまく織り交ぜて読めているのですが、平均値は高くともキャラクターがすべて類型でしかなく情景描写が乏しいためにカー以上に外見が似たり寄ったりであるクリスティーに、眼高手低とそれを自覚しているが故の懊悩ばかりが目についてしまい、割り切って手がけていた少年ものはさすがに二本三本と読み続けるのもしんどい乱歩はだんだん義務感が募ってしまったため、しばらく意識的に避けていました。

　が、クリスティーは2月8日、乱歩は3月7日を最後に読んでおらず、そろそろ間隔も充分という気がしてきたので、次あたりから久し振りに予定に組み込んでみました。ただ、前述の理由もあり、また立て続けに読んでしまうとすぐに飽きが来てしまう恐れがあるので、少なくとも乱歩についてはもう少し間隔を広めに設けなおそうかと考えていたり。カーはいますっかり嵌っている状態なので４冊か５冊に１冊のわりを続けるとして、クリスティーはもうちょっと広めに、乱歩は月１冊ぐらいで充分かと思ってます……なんのことはない、刊行ペースに合わせてればいいわけか。