バナナマンが出ていた。

 先週くらいから天候不順が続いていて、外出するきっかけがなかなか掴めません。そうでなくても作業が詰まっているせいもあって、余計に家を出られず、次第にフラストレーションが蓄積してきたので、今日は“とにかく出かける”というのを決めてしまい、それから観に行く映画の候補を幾つか選んでおき、朝に結論を出して行き先を決める、という形にしました。

 で、最終的に足を向けたのは、豊洲……映画もさることながら、今日はここに出店しているラーメン屋で昼食を摂りたくなったのです。選んだ映画の優先順位がほぼ横並びだと、そういうことが決め手になってしまう。

 やや早めに現地入りし、チケットを確保したあとでかる〜くお買い物をし、それからふたたび映画館へ。ユナイテッド・シネマ豊洲にて鑑賞した本日の作品は、『怪盗グルー』シリーズで、助手ながらも存在感を発揮する小さくて善良だけど悪人に憧れる生き物たちの来歴を描いたミニオンズ(吹替・2D)』(東宝東和配給)

『怪盗グルー』シリーズは未見なのにこれを拾ったのは、吹替の声優としてバナナマンが起用されていたから、というのが大きい。加えて、ミニオンは最近、TOHOシネマズやフジテレビ系列の映画のロゴでも登場して馴染んでいるので、いちど本篇を観てみたかった、というのもあったり。

 子供向けであるのを覚悟して足を運んだんですが、けっこう大人を意識した作りになっている。ミニオンの過去を描く、という設定故に、歴史を辿る内容になってますし、メインの時代設定が1968年なので、この頃の文化がちりばめられているのが楽しい。話運びは色々と無茶なんですけど、悪党のボスを求めている、というミニオンの設定が抵抗なく受け入れられるにはこの世界観が必要なのも事実。実は、その辺の割り切りも必要な分、余計に大人だからこそ楽しめる内容なのかも。

 しかしこの作品、どうしてバナナマンを起用したのか、と思ってましたが、配役で納得。どちらも、バナナマンに外見がそっくりなのです。しかもこれが親子役、というのが面白い。どちらもストーリー全体に占める役割は小さく、日村さんが演じている息子の出番は特に少なめでしたが、ファンとしては観る価値がありました。

 鑑賞後はお目当てのラーメン屋にて、まだ頼んだことのないメニューを注文……想定外に辛くて往生しましたが、美味しかったので文句はない……ちょっと胃にもたれたけどな!

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