6月20日の映画鑑賞のあとの話。
思っていたより錦糸町に訪れる機会が増えてます。この前は、私にとっていちばんお気に入りの双麺を訪れたばかりなので、今度は4月に初めて試してみて美味しかった喜多方食堂 山海を再訪することに。映画を観に来た錦糸町オリナスとは大通りを挟んでほぼ真向かいなので、移動も楽だし……双麺はオリナスからだと地味に遠いのが悩みだったしね。あちらのほうが駅に近いので、公共交通手段利用の時には助かるのだけど。
前回は朱を注文したので今回は珀、トッピングで海苔を追加。濃口醤油やたまり醤油をブレンドしたタレにあごだしのスープを合わせたものを朱と命名しているのに対し、珀は薄口醤油や白醤油をブレンドしたタレに、煮干しや魚介出汁のスープ、そこに親鳥のものも加えた脂、という配合。朱同様に背脂の有無は食券を渡すときに確認されるので、抜いてもらうことも出来ますが、ここはしっかり入れてもらう。
例によってスープから啜る……なにせ前に朱を食べてから2ヶ月ほど経っているので、きちんと比較は出来ませんが、こちらの方が少し甘み、塩味ともに際立っている印象。ひたすらにスッキリとした余韻は共通していますが、こっちの方が最初は丸く、あとから強めに攻めてくるような感覚です。
麺や具材はほぼほぼ一緒と思われます。麺は喜多方定番の中太縮れ麺で、もちもち感とツルツルの食感に、縮れていればこそスープが絡んできて、啜ると味わいが口の中に広がる。具材はチャーシュー2枚と細切りのメンマ、葱を添えて、刻んだタマネギを散らしてある。どれもスープの味を邪魔せず、適度に混ざりあいながらアクセントを添えていて、ひたすらに箸が進みます。
前回と印象が違ったのはチャーシューでした。前回はちょっとパサつきを感じて、スープが浸透しきらず、やや悪い存在感を出してしまっている、と思ったのですが、今回は適度なしっとり感で、相性がとてもいい。前回はたまたま仕上がりの良くないチャーシューだったのか、微調整を施したのか、それとももともとこの珀に合わせたチャーシューだったのか。
量は心持ち少なめだと思います。前回も感じましたが、もしボリュームが欲しければ複数のトッピングを追加する、麺を大盛りにする、というアレンジは必要。私はトッピングを海苔だけに留めた代わりに、最後に残ったスープに胡椒をかけて、飲みきってしまいました。ここの分量なら私みたいに色々と爆弾抱えている奴でも大丈夫だ、きっと! たぶん!
ここのメインは朱、珀の2種類の醤油ラーメンですが、他に長岡生姜醤油に、この時期は冷やしラーメンも提供している模様。近ごろ増えた朝ラーの文字もあって、まだまだ楽しみ方はありそうです。基本的に味、余韻ともにとても好みなので、今後も利用し続けると思います。
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