そんな狭いところから顔を出さなくても。[レンタルDVD鑑賞日記その822]

 6月19日に、2023年5月リリースの『心霊闇動画77』を鑑賞。テレビ番組のロケハンで訪ねた一軒家での奇怪なものを撮影してしまう《祠のある家》、TikTokにアップするために撮影した料理動画に記録された異変《杏仁豆腐の作り方》、きょうだいが間もなく取り壊される生家を記念に撮影した《取り壊された実家》など、全6篇を収録。
 いよいよ追いついてきました……けど、内容的にはやっぱし低調。相変わらず子供の遊んでいるところを撮った動画がふたつ入ってるし、インタビュー部分のあるエピソードも舞台がどこかしらの家屋で、うち2つは映り込むモノの傾向まで似てますから、やはりワンパターン感が強い。《祠のある家》はロケハン、《杏仁豆腐の作り方》は個人の配信用動画撮影、《取り壊された実家》はかつての住人が記録を残しに立ち入る、という具合に、前提はそれぞれ違ってるんですが、そこからの掘り下げはインタビューのみで、違いを際立たせる工夫もないから、尚更に印象が似たり寄ったりになってる。
 発言に“芯”を感じない質問コーナーや、演出補がカメラに向かって語るだけのくだりがないので、まだしも観ていられるんですが、何度も何度も何度も何度も書いてるように、やっぱり本数を減らして質を上げた方がいいと思う。
 ちなみに今回、《追随》と《ジャングルジム》、リアリティはさておき、映像としてはちょっと興味深いものがありました。前者はともかく、後者はよくこれに気づいたよな、と思わなくもありませんが。

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