『全領域異常解決室 第9話』

 興玉雅が《蛭児》の策により襲撃される。既に《蛭児》の魔手が間近に迫っていることを知った《全決》は、その内実に近い者のなかに《蛭児》と通じている者がいることに気づくが――
 前回の感想で、「何日か後に観る」って言っちゃいましたけど、結局、気になりすぎて直後に観てしまいました。そしてもういっかい後悔してます。間が空きすぎる。間が空きすぎるよ! ここからどんな気分で待てって言うんだよ?!
 しかし、今回がある意味で、観ていていちばん揺さぶられたかも知れません。前回の展開と情報を踏まえて、恐らくまだ重要性の高い人物が周囲にいる、と思い、日本の神々についてあれこれ考察して真相に迫ろうと試みて、その瞬間が楽しかった。
 ですが一方でこのシリーズ、伝奇的な要素もさることながら、そこに社会問題を巧みに織り込んでくるのが巧い。今回登場するある人物と、それを巡る顛末には、クライマックスで天野小夢と同じようなことを思ってしまう。
 今回は、このシリーズの特殊な世界観ならではの駆け引きが面白い。前回で驚かされた引きが、こういう形でもういちど用いられるのはなかなか気が効いてます。
 が、そう言っているあいだに、暢気なこと言っていられない展開になる。終盤15分くらいは正直、壮絶すぎて正視できないひともいるのではなかろうか――むろん、地上波で可能な範囲でしか描写してませんけど。そして、クライマックスにもう1発衝撃的な事実を繰り出して、最終話である次回に続く。
 確実に言えることは、たぶん私がこの記事を公開する頃には、私自身はもう最終話を観ているだろう、ということです。もともと『世界で一番怖い答え』の配信限定エピソードを観たいがためにFODを契約したんですが、このドラマで元を取った気分になってます。

 ……て言うか、2週間もあとの記事をアップしておくのは初めての経験かも知んない。アップしたあと、当日までにあれこれ描き足す可能性はあるので、最初に書いた文章のまんまではないかもけど、

全領域異常解決室 - フジテレビ
全領域異常解決室 オフィシャルサイト。毎週水曜よる10時放送。主演:藤原竜也

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