今週3度目の映画鑑賞です。事情は一昨日語った通りですが、こっちは1週間通してのスケジュールを更に詳細に考慮した結果だったりする。
で、足を運んだのは……まさかの、またぞろTOHOシネマズ日本橋。スケジュールの都合上ではありますが、ハシゴでもないのに3本立て続けになるのはちょっと珍しい。
鑑賞したのは午前十時の映画祭14、本年度の締めくくりとなる1本。トーキー黎明期の混乱に翻弄される映画界を舞台にしたミュージカル映画の名作『雨に唄えば』(MGM初公開時配給)。
いつもは週末を越えてから観に行くのに、なぜ今回土曜日にしたのかと言うと……来週、どーしても押さえておきたい1本があって、それを週の序盤に持って来ないといけない可能性があるから。再来週のスケジュールが発表されたら、杞憂に終わる可能性もなきにしもあらず、ですが、あくまで可能性。そうしたことを考えれば、上映期間は残り2週間、どーしても押さえねばならないこの作品を観に行くなら、今日が最適だったのです。
この映画は、テーマとその描き方は資料的な趣がある一方で、唐突かつ長いミュージカル・シークエンスがいま観るとしばしば食傷気味になるきらいがあります。もうちょっと端折るか、ストーリーとの連携をしっかり出来なかったのか、といまの目線では思ってしまう。
しかし、ミュージカル・シークエンスそのものほアイディアの豊かさと驚異的なクオリティはまったく色褪せてない。いちばん有名なのは、土砂降りのなか喜々として歌い踊るあのシーンですが、度肝を抜かれるのは主人公の友人が撮影中のスタジオを所狭しと暴れまわるくだりです。あのダンス、しっかりした稽古と計画性がなきゃ成立しません。テクニックに即興的な生々しさが求められる近年にはあまり作られないタイプの振付に痺れます。
いま観ると、さすがにリナさんが気の毒では? という気分にもなりますが、いずれにせよ傑作には違いない。
何はともあれ、これで無事、午前十時の映画祭14コンプリート。来年度は上映済み作品からのセレクトなので、ぜんぶ鑑賞済ですが、ここまで来たらまたコンプリートを目指します……4月からちょっと色々と忙しくなりそうなので、スケジュールをは今よりも流動的になりそうですけど、頑張る。
映画鑑賞のあとは、昼食です。
普段なら近場で食べていくのですが、今日はどーしても双麺で食べたい気分でした。今日まで、どこかでタイミングが合えば錦糸町で映画を観るつもりでいたのに、調整の結果、その機会が直近で取れそうにない。このお店は、昼間に厨房を仕切っている方がすっかり顔見知りになっていて、あんまり間を空けて忘れられると嫌だなー、という気持ちもあったのです。
で、よくよく交通手段を調べてみたら、TOHOシネマズ日本橋から錦糸町駅までのルートは思っていた以上に簡単。ならば、と映画が終わると急ぎ足で駅に向かい、電車に乗って錦糸町へ。
一昨日、行くつもりだった店が休業していた、というトラウマで、閉まってたらどうしよう、という不安に怯えてましたが、ちゃんと開いてました。前回はボタンを誤って食べられなかった極太平打ちの味噌つけ麺を堪能。変更した、というスープ割りは、ちょっと塩味が強いつけ汁をしっかりマイルドにしてくれてて、抵抗なく飲み干せてしまいました……健康的にはよくないけどね。
食後はまっすぐ帰宅。総武本線の時刻表との兼ね合い次第ではありますが、思ったより移動はしやすいので、今後もときどき、昼食だけ脚を伸ばそうかな、と思ってます。
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