激アツ、そして激デンジャー。

 映画鑑賞に出かけてきました……色々とスケジュール詰まってるけど、合間を縫って映画は観ないと。
 起床したら山手線がトラブルで運休していて、一時はどうなるかと思いましたが、どうやら影響は最小限で済みそうなので、電車を利用……この状況でバイクを使ったところで、駐めるのはいつもより難しくなりそうですし。
 どうにか辿り着いた丸の内ピカデリーにて鑑賞したのは、トム・クルーズ主演&製作のスパイ・アクションシリーズ第8作、現代社会の秩序を崩壊させる不定形の敵を制圧する最難関のミッションに挑むミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(字幕・Dolby Cinema)』(東和ピクチャーズ配給)
 ……何というか、熱かった。
 単純にミッションの数、それぞれの迫力という意味では前作の方が凄い。ただ今回、核となるミッションが途方もない難易度で、その攻略の過程がひたすらに熱いのです。
 あちこちで仄めかされていた通り、この作品は30年近く構築されたシリーズの総決算になっている。大元の脅威そのものはもちろん、随所で登場するモチーフに、第1作から観てきたひとはいちいち「ああっ!」「おおお?!」と反応してしまう。
 この作品、間違いなくいちばんとんでもないのはトム・クルーズ演じるイーサン・ハントなんですが、どう足掻いたってひとりではもちろん、従来のチームだけでも出来ない。それ故に必要な化学反応が激アツなのです。
 過去のスパイ映画は、世界平和のため、と言いつつ、どうしても組織の主人たる国家に尽くす、という性質に囚われていた。ただこのイーサン・ハントは、IMFのルールを逆手に取って、常に多くの未知の人々と仲間が救われる道を選び続けてきた。そういう道筋を見届けてきた観客が共有できるスリルと昂揚感が絶品すぎます。
 んで、そんな理屈はさておき、ためにためた上でのクライマックスのアクションはほんとーに圧巻。あのためだけにでもラージフォーマットを選んだ甲斐はありました。最高。

 どうでもいい余談。
《ミッション:インポッシブル》シリーズ、私は第3作からすべて劇場で鑑賞しています。
 なにげなく調べてみたら、ぜんぶ違う劇場で鑑賞してる。
 3作目はめっきりご無沙汰のTOHOシネマズ六本木ヒルズ、4作目は今は亡きTOHOシネマズ日劇、5作目はTOHOシネマズ日本橋。ラージフォーマットを選び始めた第6作はTOHOシネマズ日比谷のIMAX、で、日比谷がどうしても映画館として訪れて楽しくないので、第7作は同じIMAXでもTOHOシネマズ新宿にした。
 そして最新作はTOHOシネマズではなく丸の内ピカデリーのDolby Cinema。TOHOシネマズが嫌になった(正直、サービスには色々と不満持ってますけど)というわけではなく、上映開始時間を念頭に選んで、都合が良かった、というのが第一なんですが、おんなじラージフォーマットなら、Dolby Cinemaのほうが好み、というのも大きい。会場内を移動するとき若干厄介ですが、黒に統一された内装は作品への没入感を増しますし、映像のクリアさ、音響のクオリティも、私はIMAXよりしっくり来る。アート系の作品をかけてくれ、とは思わないけれど、大画面で鑑賞する迫力に拘った大作は、第1候補にDolby Cinemaを考えるようになってます。
 まあ、IMAXだってその点では決して申し分はないし、Dolby Cinemaの選択肢がなかったり、スケジュール的に都合が悪ければ、通常スクリーンよりはIMAXを選びますけどね。

 鑑賞後、昼食は近場……ではなく、わざわざ日本橋ふくしま館へ、歩いて移動。この頃には通常運行になっていた山手線でも僅かふた駅、歩いても30分ほどで着くので、思い切って歩きました。
 ……なま暑いのがしんどかったけど、無事に着いた。
 到着したのは13時過ぎ、まともな勤め人の方はそろそろ引き上げる時間ではありますが、まだちょこっと待ち客はいて、すぐにでも座りたかったけれど5分ほど立って待つ。今回、映画館でフライドポテトを食べてたので、喜多方ラーメンの普通盛りでいいか、と考えていましたが、30分、徒歩としては可能な限りフルスピードで移動したので、今日くらいは許してもらおう、といつものように大盛りを注文。案の定、しっかりお腹が空いていて、危うくスープまで飲み干してしまうところでした。
 無事に食事も堪能して、帰宅。有楽町から神田までの徒歩はさほど苦にはならなかったけれど、どうしても余分に時間を取られてしまうので、体力、時間どちらにも余裕があるときに限る。

丸の内ピカデリー Dolby Cinema ロビーに掲示された『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』大型スタンディ。
丸の内ピカデリー Dolby Cinema ロビーに掲示された『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』大型スタンディ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました