大つけ麺博ももうじき終了です。現時点でまだ食券が残っているので、もう何度か駆け込みで訪問する予定です――状況次第なので、あと何回向かうのかは書かない。
ともあれ、今日も大つけ麺博が主目的ですが、折角なので映画も観てきます。目的が目的ですから、観たかった作品の中から、丁度いい時間にかかっているもの、という基準で選びました。
そんなわけで朝から赴いたのは、前回と同じTOHOシネマズ新宿。雨の気配はないからバイクで……とも思いましたが、一気に強まった冷え込みに尻込みして、今回も電車を利用。そろそろウロウロしたいのだけど、最低気温が一桁台になると覚悟が要ります。今日は覚悟が整わなかった。
鑑賞したのは宮崎駿監督1997年の作品、室町時代頃の日本を舞台に、もののけたちの世界と、それを支配せんとする人間の文明との相克を独創的な筆致で描き出したアニメーション『もののけ姫【4Kデジタルリマスター】(IMAX with Laser)』(東宝配給)。コロナ禍に封切り作品が減少したため、旧作の特別上映がいくつか行われた時期に再鑑賞して以来です。
作品は文句なく面白い。歳を重ねるごとに、新しい気づきもあって、奥深い作品であることを改めて実感する、という意味でも興味深い。
よく言われる、アシタカが郷で受け取った守り刀の件ですが、あれはある意味、当然だった気はします。呪いを身に受けた時点でアシタカはもう郷に戻らない覚悟だったでしょうし、クライマックスではもはやどこまで命を永らえるか、という事態だった。だからこそ大事な守り刀を、ああした形で活かしたわけです。作劇的に言えば、生き抜くために必要な装備と、当座の食費以外のものをアシタカが持ち出すはずはなく、クライマックスで活きるアイテムを持たせる方法はこれ以外になかったでしょうし。
今回気になったのは、音声にノイズがあったこと。あれは劇場の音響機器の問題なのか、リマスターの際に確認が足りなかったのか、原因は不明ですが、なまじ画質は高くなっているだけに残念。
鑑賞後は予定通り、大久保公園で開催中の大つけ麺博へ。いちおう恒例として、全部の店のメニューを確認はしましたが、今回も目星をつけていたものにそのまんま決定。
食事を済ませると、まっすぐ帰宅……本当は、ちょっと欲しい本を探しに紀伊国屋書店に寄りたかったのですが、今週はお腹の調子が乱れ気味なので、後日に回すことにしました。最低でもあと1回は大つけ麺博に来るつもりですし、次はバイクで来たいので、その場合、現地での移動中に通りかかる。

劇場に展示類が見当たらなかったので、スタジオジブリ公式サイトで提供している『もののけ姫』作品静止画より引用。


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