在宅透析を始めて5年の蓄積。

 本日は、月にいちどの透析クリニック受診です。
 約一週間ぶりのまともな外出でもある。昨日よりも確実に体調は改善しています、が、本当にまともに出かけていなかったので、大した距離ではないけれど、ちょっと効きます。
 とはいえ、診察では相変わらず、大した問題はなし。提出した血液は風邪を引く前だったので、そちらの原因の特定には繋がらないけれど、数値は毎度ながら基準値に収まっている。念のために、これまでの風邪の症状と、現在の状態をお話ししたところ、対処は間違っていませんし、治りかけているのも間違いなさそうです。ただ、現在残っている症状は、身体の中の炎症に原因がありそうなので、基本的に抗炎症薬であるカロナールを引き続き服用していいそうです。
 この数日の大風邪で消費した薬の補充を処方箋に含めてもらい、診察は終了……といいつつ、なんかその周辺の話で妙に盛り上がってしまって、結局、20分くらいはかかりました。
 診察に併せて話が出たのは、透析装置のメンテナンスの日程でした。私が在宅透析を始めたのは2021年の7月30日、3ヶ月にいちどの定期メンテナンスは欠かしていませんが、それでも重要な部品が消耗している時期、というわけで、近々、オーバーホールを実施する、という話になっていたのです。こちらとしてはいつであっても予定を合わせます、と申し上げていたので、今日、先方から提示された日程で承諾するだけでした。

 帰宅後、昼食を摂って短い仮眠をしたあと、薬局で薬を引き取りに行きました。それから『孤独のグルメ』の再放送が始まるまで薬の仕分けをして、残った分は透析後に回して、透析の準備のため階下へ。
 医材を揃えたら、透析液のタンクを透析装置に繋ぎ、透析液の準備をしてもらう合間に、私は血液回路を装置にセットし、ポンプを回して血液回路を生理食塩水で満たします。このくだりを一通り行っておけば、入浴、夕食のあとに実施する作業を減らせるので、スムーズに透析を始められる、というわけです。
 風邪の症状がちょっと残っているので、怠くはありますが、手順をこなすのには問題ない。順調に血液回路の作業を終わらせようとしていたとき、不意に、透析装置のモニターに警告が出ているのに気づいた。
 透析液の準備をする工程で、装置はポンプなどが正常に動作しているか、のテストを簡単に実施する。ここでOKが出ないと先に進まないのですが――ひとつ、不合格が出て、透析液の準備が止まらなくなっている。
 取り急ぎクリニックに電話。ちょうど、診察のときメンテナンスのお話をした、技師さんのなかでもいまいちばん付き合いの長い方がいらっしゃったので、状況をお話しすると、どうもあまり出ない類のエラーだったらしい。念のために、透析液の準備の前に設定を戻して確認をして欲しい、と仰言るので、私はその結果が出るまでのあいだ、入浴を先に済まさせてもらうことにしました。
 で、入浴後、機器を確認してみると――やっぱりエラーが出ている。その旨をふたたびクリニックに連絡すると、メーカーの方にも確認してみて、もし可能なら今日中に機器を見たい、という話。こちらとしては、最悪、今日は透析をやめてもいいのですが、明日もし何も出来ないとそれはそれで困るので、早く解決してもらうのに越したことはない。詳細が決まり次第また連絡をいただけることになったので、私はそのあいだに夕食を摂ることにしました。いちおう、可能なら短時間でも透析を出来るようには、用意は済ませておくのです。
 夕食を済ませた頃合いに技師さんから電話がありました。メーカーさんの話によれば、恐らく、次回のメンテナンスでオーバーホールを実施する予定だった部品が限界を迎えているので、そこを調整する必要がある。技師さんはちょうど明日、休みの日ということもあり、本日このあと、問題の部分を点検してもらうことになりました。
 間もなく技師さんがいらっしゃったので、さっそく点検してもらう。装置のカバーを開け、透析液の調整をして送り出すポンプ部分を取り出し、キャップを外して、内部を確認する。
 ゴム部品、ほとんど消耗しきってました。
 ベアリングなどを動かすためのベルトやカバーに様々なゴムパーツが用いられているのですが、本来、ざらつきがあるべきパーツはツルッツルになり、回転をサポートするゴムに至っては、削れて千切れて、まだいちおう輪の状態を保っているけれど、完全に限界でした。
 技師さん曰く、いちおうこういう摩耗を想定しての点検ですが、5年の使用でここまで傷むのは珍しいそうです。どうも、私みたいに週6回のペースで透析を実施している患者は稀のようで、もしかしたら機器にかかっている負荷は、施設で1日2人の患者に施術している機器にも劣らないレベルかも知れないとか。
 こっちとしては、折角、自分の裁量で透析をしていいのだし、施術すれば身体が楽になるのもよく解っているからやっているだけです。なんなら、負荷をかけすぎて申し訳ないくらいなのですが、クリニック側の視点からは、ここまで酷使して嬉しい、くらいの感覚らしい。
 小一時間ほどでメンテナンスと動作確認は終了。作業の都合で、このあと通常の透析終了後の自動運転による洗浄作業を行わねばなりませんが、終了まで至らずとも、1時間ほど待てば、並行して透析を実施できる状態にはなるらしい。
 ただ、それでももう22時を回るので、普段の時間割なら1時間程度。延長しても、今日は薬の仕分けなどが残っていることを考えると、24時までの2時間が限度。あまりしっかりとは実施出来ないので、今日の透析は大人しく断念しました。そんなつもりはなかったけれど、前日にドライウェイトよりもかなり多めに除水していたので、1日くらい空けても問題のない状態でしたし。
 今回のことを踏まえると、更に5年後、次のオーバーホールを実施する時期は、他の方よりも早めに実施することを考えたほうがいい。その戒めとして、今日のこの出来事を急ぎ書き留めている、というわけです。
 2031年は、春先ぐらいにはオーバーホールを検討してもらうべきかもね。

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