昨晩まではどーなることかと不安でしたが、一夜明けて、体調はほぼ小康状態。うっすらと風邪の症状はありますが、深刻化はせず済みそう……まあ、まだ油断は禁物ですが。いずれにせよ、週末しか動く余裕はあんましないスケジュールが続くので、押さえたチケットは使ってくることにしました。
行き先はTOHOシネマズ新宿です……もちろん、ラーメンイベントのためです。晴れているのでバイクでもよかったのですが、体調も考慮して、今日も電車移動です……そろそろちゃんと走らせないとな-。
鑑賞したのは午前十時の映画祭16上映作品、前コマの『用心棒』の続篇的位置付けで制作された黒澤明監督×三船敏郎主演時代劇、汚職を暴こうとするも手際の悪い若い侍たちを、切れ者の浪人が成り行きで手助けする『椿三十郎(1962)』(東宝初公開時配給)。
何故か織田裕二主演によるリメイクから観てしまって、あちらはあちらで軽妙さが引き立ってよかった気はしますが、オリジナルを観てしまうと、三船敏郎の洒脱さから凄みが沸き立つ人物像は超えられてないな、と感じてしまう。三船の巧さ以上に、黒澤明という監督の演出手腕によるところが大きそうですが。
しかし前作同様、もう問答無用と言いたいほどの面白さが横溢してます。若侍たちの使命感に溢れているけど対処が心許ない言動、それを見ていられず口を挟んでしまう三十郎。若侍たちのあいだでも三十郎の真意を量りかね、信用するか否かで二分し、しばしば先走って三十郎の計略を台無しにしてしまう。それでも見捨てないあたり、人情味があるといおうかお人好しと言おうか。この辺の右往左往だけでも楽しい。
一方で、悪漢たちも、数の予測出来ない造反者たちに対処するため様々な計略を施す。とりわけ、三十郎も敬服する才覚を示す室戸半兵衛は、慎重さで三十郎たちの計画を揺さぶっていく。この駆け引きがたまらなくスリリングで、最後まで目を惹きつけられます。三十郎が若侍たちを補佐している、という事実を室戸が早く掴んでいたら、たぶん事態は大幅に異なっていた。
ギリギリの駆け引きの末の結末は前作同様に痛快ですが、今回は更にラストにもうひと幕用意されている。過程だけでも充分に素晴らしいこの作品を忘れがたいものにしているのがこのクライマックスであるのは、いちどでも観た人なら頷いてくれるはず。
描き分けの明確なキャラクターの笑いと緊張を巧みに操る描写で、最後まで退屈させない、極上の娯楽映画。やっぱり面白い。
鑑賞後は、今回も大久保公園へ赴き、ラー1グランプリに参加してきました。
前と違い、陽気がいいせいか、かなりの人出。私が目を付けていたお店はどこも混雑気味でしたが、今回は無茶なハシゴのスケジュールを立てていないので、躊躇なく並びます。
トッピング全部乗せにしたせいか、食べ比べサイズでもだいぶお腹いっぱいでしたが、今回は出来るだけ数をこなすと決めている。少し間か空くからちょうどいいだろう、と判断して、また行列に並んで2杯目をいただきました。
今度も後日、別々に記事を仕上げてアップします。

TOHOシネマズ新宿、スクリーン12入口前に展示された『椿三十郎(1962)』上映当時の午前十時の映画祭16案内ポスター。


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