第96回アカデミー賞受賞作一覧

 今年は作業に追われてリストの準備が間に合わなかったのに加え、授賞式の始まるのがやたら早くて、観ながらリストをまとてめる状態でした。でもどうにか途中からはリアルタイムでアップ出来たぞ。
 以下、ちゃんと整理した完全版でお届けします。

  • 作品部門

  • 監督部門
    • ジュスティーフ・トリエ『落下の解剖学』
    • マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
    • ☆クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
    • ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』
    • ジョナサン・グレイザー『関心領域』

  • オリジナル脚本部門
    • ☆『落下の解剖学』(GAGA配給)
    • 『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』
    • 『マエストロ:その音楽と愛と』
    • 『May December』
    • 『パスト ライブス/再会』

  • 脚色部門

  • 主演男優賞部門
    • ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』
    • コールマン・ドミンゴ『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』(Netflix配給)
    • ポール・ジアマッティ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』
    • ☆キリアン・マーフィ『オッペンハイマー』
    • ジェフリー・ライト『アメリカン・フィクション』

  • 主演女優賞部門

  • 助演男優賞部門
    • スターリング・K・ブラウン『アメリカン・フィクション』
    • ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
    • ☆ロバート・ダウニー・Jr『オッペンハイマー』
    • ライアン・ゴズリング『バービー』
    • マーク・ラファロ『哀れなるものたち』

  • 助演女優賞部門
    • エミリーブラント『オッペンハイマー』
    • ダニエル・ブルックス『カラーパープル(2023)』(Warner Bros.配給)
    • アメリカ・フェレーラ『バービー』
    • ジョディ・フォスター『ナイアド ~その決意は海を越える~』
    • ☆ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』(Bitters End配給)

  • 国際長篇映画部門

  • 長篇アニメーション部門

  • 短篇アニメーション部門
    • 『Letter to a Pig』
    • 『Ninety-Five Senses』
    • 『Our Uniform』
    • 『Pachyderme』
    • ☆『WAR IS OVER! Inspired by the Music of John and Yoko』

  • 長篇ドキュメンタリー部門
    • 『ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント』
    • 『The Eternal Memory』
    • 『Four Daughters』
    • 虎を仕留めるために』(Netflix配給)
    • ☆『実録 マウリポリの20日間』

  • 短篇ドキュメンタリー部門
    • 『The ABCs of Book Banning』
    • 『The Barber of Little Rock』
    • 『Island in Between』
    • ☆『ラスト・リペア・ショップ』
    • 『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』

  • 短篇実写部門
    • 『彼方に』
    • 『Invincible』
    • 『Knight of Fortune』
    • 『Red, White and Blue』
    • ☆『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

  • 撮影部門
    • 伯爵』(Netflix配給)
    • 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
    • 『マエストロ:その音楽と愛と』
    • ☆『オッペンハイマー』
    • 『哀れなるものたち』

  • プロダクション・デザイン部門

  • 編集部門
    • 『落下の解剖学』
    • 『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』
    • 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
    • ☆『オッペンハイマー』
    • 『哀れなるものたち』

  • ヘア&メイクアップ部門
    • 『Golda』
    • 『マエストロ:その音楽と愛と』
    • 『オッペンハイマー』
    • ☆『哀れなるものたち』
    • 『雪山の絆』

  • 衣裳部門
    • 『バービー』
    • 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
    • 『ナポレオン』
    • 『オッペンハイマー』
    • ☆『哀れなるものたち』

  • 作曲部門

  • 歌曲部門

  • 音響部門

  • 視覚効果部門

     祝、日本映画2作品受賞。実は『ゴジラ-1.0』の視覚効果部門は固い、と思ってたけど、『君たちはどう生きるか』はギリギリかな、と捉えてました。
     しかしやっぱりアカデミー賞にはイデオロギーが働きやすいようです。最多受賞となった『オッペンハイマー』に『PERFECT DAYS』を制して国際映画部門に輝いた『関心領域』、長篇ドキュメンタリー部門の『実録 マリウポリの20日間』と、今回はあからさまに反戦色が色濃い。日本映画の2作品も第二次世界大戦が背景にあり、それも有効に働いたのではなかろうか。
     それにしても個人的には『オッペンハイマー』が感慨深い。出世作『メメント』から追っていた“無冠の帝王”が遂に報われたこともさりながら、この作品で、通好みの作品ばかりに出てきたキリアン・マーフィと、《アイアンマン》で劇的カムバックを遂げたロバート・ダウニー・Jrが受賞したことがとにかく嬉しい。
     ちなみに授賞式、セレモニーとしてはライアン・ゴズリングによる“I’m Just Ken”の熱唱が素晴らしかった。受賞こそ逃したけれど、間違いなく今回の主役だったと思う。
     ……さあ、それじゃ封切り日に『オッペンハイマー』を鑑賞するため、作業を頑張るか……。

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