クソリプに全力でマジレスされてしまったひと。

 観たい映画はひとつあった、しかし、前夜まで悩んでいました――観に行くか否か、ではなく、どこで何時の回を観るか、を。お目当ての作品はTOHOシネマズだと新宿と日比谷でかかっているのですが、新宿は初回が遅め、日比谷は8時50分スタート、とやたらに朝早い。この時間に着くには、若干早起きしなければならない。寝過ごして損をしたくないな~、けど遅めの時間帯になって空腹状態で行動するのも避けたい、と思案したあげく、早起きするほうを選択しました。
 朝一番を選んだのは、いつもすぐに埋まる最安値の駐車場もさすがに空いているだろう、と踏んだから。予想通り、さすがにこの時間帯は充分余裕がある――ほぼ同時にスクーターが1台入ってきたくらいで、たぶん1時間あとだったら厳しくなってたと思う。
 TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞した本日の作品は、ダニエル・ラドクリフがネットで生配信される殺人ゲームに巻き込まれた青年を演じる、コミカルでクレイジーなアクションガンズ・アキンボ』(Pony Canyon配給)
 ……好きだわ~。こういうの、好きだわ~。
『アドレナリン』や『シューテム・アップ』のような、ときどき現れる頭のネジが外れてる類の作品が実はけっこう好きなのです。クレイジーでやたらとテンポよく、趣向に富んだ映像が楽しい。
 しかしこの作品、趣向は突き抜けてますが、その捉え方や広げ方はけっこう常識的。手の届かないところから罵倒する人間の描き方もそうですが、両手に銃を固定された状態だと、どんな風に行動する羽目になるのか? というのをしっかり抽出している。それが笑いにも、スリルにもなる、というのが巧い。突き抜けているけど、どうしようもなく不自然な印象は受けないのです。
 展開そのものも決してひねりはないんですが、それゆえに安心感、爽快感もあって余韻はいい。鬱屈した気分のときに観たくなるような1本でした。ラドクリフの対戦相手に扮したサマラ・ウィーヴィングが特にいいぞ。

 なにせ朝が早い回なので、映画を観終わって出てきても、東京ミッドタウン日比谷の他のテナントはやっとシャッターを上げるような時間。もう1本観てもいいくらいですが、最近お気に入りのカレーうどんを食べたあとは大人しく帰宅。

『ガンズ・アキンボ』公式サイトで配布しているgifより。
『ガンズ・アキンボ』公式サイトで配布しているgifより。

コメント

  1. […] 原題:“Guns Akimbo” / 監督&脚本:ジェイソン・レイ・ハウデン / 製作:ジョー・ニューロター、フェリペ・マリーノ、トム・ハーン /  […]

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