実はこの3日間、変則的なスケジュールでやりくりしてます。
なんでこんなことになったかというと、この3日間のイベントがすべて、夜に入っている。土曜日は通常、人工透析を休む日に充てていますが、こうなるとどーやっても動かせないスケジュールを避けて実施するしかない。
木曜日は茶風林氏のオンラインイベント『呑んでばかりで何が悪い!』が20時からおよそ1時間半実施されました――実のところ、これはいつも通りに透析をしながら見たって構わない。しかし、これはお酒を呑みながら楽しみたいのです。在宅透析は食事しながらでもお酒を呑みながらでも構わない(ただし摂取する食事量のぶんだけ余計に除水する必要はある)のですが、ゆったり楽しみたいなら、やっぱり管に繋がれてない状態のほうがいい。というわけで、今週は木曜日を透析休みの日にした。
翌る金曜日はタイタンシネマライブ。これはもちろん、同時に透析なんかできるはずもない。しかし前日、透析を休んでいるので、どこかで実施しなければいけない。幸い、金曜日は介助を担当する母が日中に家にいるので、朝食後すぐさま透析を行いました。
問題は今日でした。今日のイベントが18時に始まり、帰れるのは早くても20時半くらいだと思われる。ふだんなら、土曜日も母は家にいるはずなので、金曜日と同様に、午前中に透析を行うつもりでした。
……自家用車を定期点検に出す予約が入っていた。
私は普通自動車免許を持っていないので、代理店に持っていくのは母の役割です。しかし、母が出かけているあいだは、透析を実施するわけにはいかない――実のところ、透析の準備や穿刺、片付けに至るまで、やるのは私自身なので、母がいなくても出来るっちゃ出来るのですが、何らかのトラブルで私が意識を失ったりした場合に装置を止めたり、クリニックなどに連絡を取ってもらうのが介助者の役割です。そこまでへ深刻なトラブルはいちども起きてませんが、そう考えてひとりで実施して、途中で私が対処できない状態になってしまったら大変です。
そこで本日は初めて、透析中に昼食と昼寝を実施することにした。母が代理店に車を預け、代車で帰宅したあと、すぐに透析を始められるよう準備をしておく。だいたい11時半から、いつも仮眠から起床する15時くらいまで透析をする。3時間半あると、除水する速度を落とすことで血圧の急降下を避けられ、そのぶん身体に対する負荷も少ないし、とうぜん緊急事態に陥る可能性も低い。
で、無事に透析は済ませたわけですが……食事はともかく、昼寝はあんまし出来ませんでした。自宅で透析をするようになってから、ベッドではなくソファを使っている。いちおうオットマンに足を乗せて身体を伸ばしてみたものの、きっちり眠れなかったようで、現在ボーッとしてます。今度、同じやり方をするなら、もうちょっと気持ちよく寝られる準備をせねば。
ともあれ夕方、電車にてTOHOシネマズ上野へ移動。最近、ここは行きだけでも徒歩にするようにしてましたが、今日は予報では雨の可能性が高い。それに加えて、出がけに精神的に疲れることがあったので、もー歩く気がしなくなったのです。実のところ、映画巻の売店が大混雑だったので、早めに現地入りして良かった。
本日の作品は、日本テレビ系列の人気バラエティ番組『有吉の壁』番組内の企画から誕生、芸人達が有吉の無茶振りででっち上げた映画をほんとうに作品にしてしまった『有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE』(ライブ・ビューイング・ジャパン配給)。番組がけっこう好きなので、限定上映の抽選に申し込んでいたのです。
……正直、思っていたよりずっと面白かった。まあ、番組内で口にしていた内容がそもそもいい加減なので、内容も基本は無茶苦茶なんですが、それでも笑いを取りつつ話として組み立てられていて、しかも4作品ぜんぶ、なんとなくジンとくる展開を用意している。番組の企画自体が、実在の映画をパロディにしたものなのですが、そのいい加減な発言から派生した本篇にちゃんとパロディを組み込んでいるのに感心しました。冒頭の『ドライブ・マイ・カー』のパロディ『ドライブ・アイ・サー』なんて、オリジナルのプロローグの要素そのまんま取り込んでるんだもの。
番組に出演している芸人がおちこちで起用されているのは想定内でしたが、ところどころ意外性のあるキャストがいるのも楽しい。特に友近による『秋定麗子物語』、本篇の最中には気づかなかったのですが、エンドロールで無茶苦茶驚くひとが参加してます。なんて贅沢な。
上映に際しては、本放送で“編集の壁”を超えられなかった別作品のインタビューや、10日に池袋で実施された舞台挨拶の模様を追加し、更に本篇のあと、3分間だけスクリーンを撮影可能、というパートも用意してる。ちゃんと映画館での上映イベントらしい工夫もしていて、最後まで楽しめました。
……ちなみに今日、私が確保した席は、最後尾。しかも、正面には階段しかない、という配置。思ってたより観やすかったですが、ときどき落ちそうでちょっと怖かった。抽選でしたから仕方ないんですけど、やっぱり私は前の方が好き。
『有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE』本篇終了後のフォトセッションにて。上映日・上映回によって内容が違ってたっぽい。
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