プログラム切替直後の火曜日は午前十時の映画祭12を観に行く日……なんですが、先週な火曜は夜に出かけることにしたので飛ばし、作業が詰まっていたため、そこから映画断ちしていましたから、1週間遅れで昇華してきました。
昨年から午前10時の開映にこだわらず、上映館それぞれのスケジュールに合わせて調整が行われるようになりました。ときどき現れる3時間超えの作品なんかが、早い時間からの上映によって、観終わってもお昼過ぎには帰れる、くらいになる場合は助かるんですが、今回のように、11時40分開映、というのが私にはまあまあ困りもの。帰宅時間が遅くなるので、それ以降のローテーションがだいぶ乱れてしまう。
とはいえ、今週、TOHOシネマズ日本橋での上映はずーっと11時40分スタートのみ。そして今週を逃せばコンプリートは不可能になるタイミングゆえ、観に行く以外の選択肢はありません。
予報の最高気温が洒落にならない水準なので、きょうも電車移動にしました。ちょっと早めに家を出て、現地近くでまずは昼食。映画を観たあとでは家に帰るのが更に遅くなるし、そもそも店によっては昼営業が終わってる場合もある。何より、昼食抜きでお昼時をまたぐ映画を観ると、体調次第では低血糖でクラクラしてくるのです……。
なにせ開映時間まで決して余裕があるわけではなく、勝手を知らない店に入ると余計に時間を食う恐れがある。そこで、困ったときはここ、と決めている、コレド室町からすぐそこの神田らーめん悠へ。
臨時休業だった。
腰が砕けそうになりましたが、そんな時間もないので気を取り直して別の店を探すことに。間近にもうひとつラーメン店はあり、ちょうど開店したところのようですが、前述の通り勝手の解らない店はいまは避けたい。思案の挙句、ちょっとだけ歩いたところにある立ち食いそばのお店へ。『ブラタモリ』の日本橋を扱った回にもちらりと登場する、名の知られた人気店ですが、読み通り、11時前半はまだ空いている。うっかりうどんなんか注文してしまって、茹で時間だけ待たされましたが、食事を済ませてから映画館に着いたのは11時25分。余裕で間に合いました。
鑑賞したのは、爆発的大ヒットを遂げたSFロマン、地球上の生物を滅ぼす小惑星を破壊するため、熟練の掘削技師が宇宙で格闘する『アルマゲドン』(ブエナビスタ・インターナショナル初公開時配給)。
実は初鑑賞です。基本的に天の邪鬼なので、興味を持ってなかった作品がヒットしても、よほど気が向かない限り観ない。これも、午前十時の映画祭で拾われなかったら観なかったと思う。
SFとしては恐ろしく大味、というかいい加減、ただ見せ方はよく心得ていて面白い。予兆として大量の隕石の襲来を描き、恐怖の未来像を予感させておいてミッションが組み立てられる。迅速が求められるが故に雇われたごろつきたちとNASAエリートたちとの軋轢や、作業員の関係性の中での悶着もあってトラブルは尽きず、危なっかしいユーモアを孕みながらスピード感が途切れない。
お約束の人間関係に安易なトラブル、感動的だけど本質のチープさが透け見えるラストも色んな意味でニヤニヤしてしまうのですが、エンタテインメントとして突き抜けているのは確か。ヒットしたのも理解できます。
きのうのんびりしたおかげでだいぶ恢復しましたが、まだちょっとダルいので、まっすぐ帰宅しさっさと仮眠を取りました……そもそも出歩いていい気温じゃねえ。
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