ローテーションから1週遅れで、午前十時の映画祭13を鑑賞しに行ってきました。
きのうまでの曇天から一転、陽射しは降り注いでいますが、朝はまだちと寒い。なので今回も電車です……ていうか、まだ自転車用のヘルメット確保してないので、乗りづらいのよね。近頃はバイクか電車+徒歩、というスタイルに慣れちゃったし。
劇場はいつものTOHOシネマズ日本橋です。2週ぶりに来たら、なんか雰囲気が違う。気づくと、コンセッションに設けられていた、カウンター前の仕切りがなくなってる。これだけでけっこう開放感が出るもんだ。従業員も観客も基本マスク着用のままですが、これはもう気にならない。私自身、重症化するとけっこう危ない基礎疾患持ちなので、今後もとうぶんは警戒するつもりでいます。
鑑賞したのは、オードリー・ヘプバーン主演、下町育ちの女性が学者の薫陶を受けて淑女へと変貌していく姿を描いたミュージカル『マイ・フェア・レディ』(Warner Bros.初公開時配給)。
午前十時の映画祭では2度目の採用、従って私が鑑賞するのも2度目。既に感想も上げてあるので気楽……と言い条、前に使っていたサーヴィスに最適化されているせいで見た目が不自然ですし、情報もいろいろ更新したかったので、これを気にアップし直してます。
しかし、それにしてもこの映画は長い。なんでこんな長かったんだっけ、と思ってたら、やっぱし歌いすぎなのです。親父のくだりとか言い寄るお坊ちゃんのくだりとか、半分でいいと思う。
現在の目で見るとあまりに差別的な思考とか、なんかもっと描かなきゃいけないところなかった? と訊ねたくなる構成とか、ほんとにいろいろ気になるのですが、華やかさや変身の鮮やかさ、意外に繊細な表現の積み重ねとか、優れた点も多々ある。いま、このまんま突然発表したら物議を醸すこと請け合いですが、きちんと工夫のあるミュージカル。
でも、野暮を承知でリライトしてみたくなる内容とも思うのでした……テーマとか重要な描写そのまんまで、現代的にアップデートも可能なはずです、『プリティ・ウーマン』のようなかたちではなく。
鑑賞後は例によって日本橋ふくしま館へ。今回もお目当てはイートインに出店中の老麺まるやです……これがあるから、あえて午前十時の映画祭13の鑑賞を1週遅らせた、というのも嘘ではない。限定のチャーシューメンは当然のように売り切れてますが、ここは普通でもチャーシュー3枚はありますし、大盛りはだいたい可能。本日もたっぷりと堪能し、ついでにお土産用も購入して帰宅しました。
TOHOシネマズ日本橋、エレベーター向かいに掲示された『マイ・フェア・レディ』上映当時の午前十時の映画祭13案内ポスター。
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