そんな危ないホテル放っておくなよぉぉ。[レンタルDVD鑑賞日記その815]

 5月10日に、2023年3月リリースの『心霊闇動画75』を鑑賞。今はない図書館に設置されていた記録された不気味な現象《大学の図書館》、奇妙な噂のある公園を夜に訪ねたカップルが撮影した《住宅街の中の心霊スポット》、会社の同僚同士で出かけたホテルで遭遇した怪異を追う《山の奥のホテル》など、全7篇を収録。
 レンタルリストの順位設定が悪かったのか、74巻を飛ばして75巻が届いてしまった……まあいいですけどね。このシリーズは巻を跨ぐ連作はあんまり出て来ないし、出てきたとしても大して気にはならないし。
 今回も怪奇映像自体はおおむね安易、ただ関係者のインタビューなどで明かされる背景はちょっとだけ入り組んでいて、少しだけ魅せる……しかし、そんな事情が解ったんならもう少し踏み込めよ、とは思う。毎回毎回言ってますが、月1回のリリースに固執するより、本数を減らして内容を厳選し、取材を丁寧にした方がたぶん面白くなる。《住宅街の中の心霊スポット》や《山の奥のホテル》は、どう考えても現地取材や、もう少しインタビューする対象を広げるべきだよ。
 ドキュメンタリー部分なんか要らんから怖い映像もっと見せろよ、という人にも物足りない出来だし、いったいどういう感覚でこのクオリティを守っているのか。2章に跨がるネタなどに伸びしろめいたものが窺えるので、私はまだ追うつもりですが、そろそろジャンキーレベルの怪奇映像好きでも音を上げる頃ではなかろうか。

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