週末から天気が崩れる、という予報ですが、今日はまだ晴れ模様。しかし、出かける時間がやや微妙なのを考慮して、本日の映画鑑賞は電車にてお出かけ。有楽町界隈に行くときは、最安値の駐車場が確保出来るか否かで状況が激しく変わるので、気持ちに余裕をもって行きたいなら電車を使うに限る。
訪れたのは丸の内ピカデリーDolby Cinema、鑑賞したのは現行の《DCエクステンデッド・ユニヴァース》ひとまずの最終作、復讐に燃えるブラック・マンタに対抗するべく、因縁の兄弟が共闘する『アクアマン/失われた王国(字幕・3D・Dolby Cinema)』(Warner Bros.配給)。
正直なところ私もいわゆる“スーパーヒーロー疲れ”です――が、その原因は、ヒーローものに飽きた、というより、やたら別のヒーロー作品と関連付けて引っ張ろうとする趣向に飽きたこと。だから、製作中に《DCEU》の再編が決定し、縛りが薄れた本篇にはむしろちょっと期待が高まっていたのです。何だかんだ言って、『SAW』からずーっと追っているジェームズ・ワン監督作品ですから、上位スクリーン、それも出来ればDolby Cinemaで観ておきたかったのです。金曜日からは福山雅治のライブ映画がメインになってしまい、こちらは遅い時間に追いやられてしまうので、午前中狙いの私に最良のタイミングはここしかなかった。
そして期待通り、しっかりツボは押さえたエンタテインメントになってる。しかも、DCEUの縛りが消え、《アクアマン》としての物語に絞ったぶん、このキャラの“らしさ”がうまく発揮された作品になった。
王としても父親としても手探り、責任感はあるが己の至らなさも自覚している。かつ、何者とも絞られていないからこその自由さもあって、それが破天荒な策と戦いぶりとなる。前作のような重みに欠くものの、本当に欲しいところは外してない。
とにかくこの作品、制作時に陥った苦境は、最重要キャストを奪われた『ワイルド・スピード SKY MISSION』以上なのではなかろうか。そんな中でも、傑作とは言わなくても、このヒーローらしい冒険とカタルシスを表現している。ジェームズ・ワン監督の職人的手腕と優れた娯楽センスが解る1本。ジェイソン・モモア演じるアクアマンは非常に味があるので、いっそのこと、再構築されるDCEUとは別枠でもう1本くらい作って欲しいところだけど、厳しいかな~。
鑑賞後は、久しぶりに帝劇ビル地下の丸亀製麺へ。ここ数年、丸亀製麺は自宅最寄りの店舗にてテイクアウトで利用することがほとんどで、ここに立ち寄るのも、食べていくのも久しぶりです。最寄りの店舗では扱っていない鴨ねぎうどんがあったので、喜んで注文する……けど、正直なところ、まあまあでした。
それから最後に、駅近くの三省堂書店へ。コミックと文庫本を買うため2階へ――行こうとしたら、階段が見当たらない。よく見たら、階段のところが簡易の壁で塞がれていた。説明書きによれば、今年5月まで2階部分の営業は休止しているらしい。2階で取り扱っていた書籍は1階部分で置いているようですが、当然、棚が少ないので新患ぐらいしかなさそう。少し前の文庫を探すつもりだったのですが、望み薄と悟り、今日発売のコミック1冊だけ買って離脱。
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