本日は、2ヶ月にいちどの爆笑問題withタイタンシネマライブの日です。
なるべくはハシゴしようと努めるのも恒例ですが、いまはちょうど月末の追い込みが迫っている時期。まさに今日封切りの作品の中に、どーしても観ておきたいものが1本あって、これの上映館と時間が噛み合うようなら迷わずついでに観るつもりでいた。直前の火曜日にスケジュールが発表され、チェックしてみたところ、これが見事に噛み合った。その時点で他のスケジュールを調べるのはやめて、チケットが購入出来る時間になると、即座に押さえてしまいました。
しかし、実は今日は朝から忙しい。業者からの打診で、今月から透析資材を搬入するスケジュールが第3火曜日から第3金曜日に変更になったのですが、これがばっちり今日に重なってしまった。
そういうわけで午前中は業者さんの訪問を待ちつつ作業……いつもいらっしゃる時間になっても到着する気配がないので、業者の営業所に初めて連絡を取ってしまった。どうやら日程の変更に伴い、順番がちょっと遅くなったらしい。
仮眠から起床し、あれこれ片付けてからお出かけ。出掛けにコンビニに寄って、用足しがてら糖分になるものを購入……これがないと、シネマライブの前にコンセッションで食事を買えないと、低血糖で朦朧としてしまう。先に鑑賞する際にもドリンクくらいは買うつもりで、基本的に糖分のあるものを飲むようにしてますが、それでも夕食まで保つかは不透明なので、非常用として。
電車にて日比谷に向かい、まず訪れたのはTOHOシネマズシャンテ。鑑賞したのは、本邦の名脚本家・山田太一が山本周五郎賞を受賞した小説であり、大林宣彦監督によって映画化された名作を、現代のイギリスを舞台に再映画化した作品、『異人たち』(Walt Disney Japan配給)。
原作はけっこう日本的な要素で彩られた作品だったので、果たしてどうか、と思ってたんですが、想像以上にいいドラマになってます。
最大のポイントは、主人公にゲイというアイデンティティを加えたことです。これにより、両親の不在が生んだ心残り、孤独をより深く刻みつけている。中盤で浮き彫りになる時代感覚の隔たりがとても印象的です。
そして、物語そのものがより優しくなっている。現実の厳しさを言動の端々に覗かせていますが、その上にある行動の優しさが快く、だからよりいっそう切ない。クライマックスの脚色もまた、納得のいくものです。
映像、構図の美しさも逸品。CGや合成も多用しているはずですが、すべて不自然さがなく芸術的です。
きちんと原作、日本版にも経緯を示しつつ、1個の作品として優秀。期待以上にいい映画でした。
いつもなら、いったん映画館を出て、近くのラーメン店とかで早めの夕食を摂って、備えをしたうえでメインイベントに臨むのですが、今日は映画が終わったのが18時45分。タイタンシネマライブは19時半に上映開始、開場はその10分以上前。劇場のスケジュール設定が雑なときは、コンセッションが混雑する可能性があるため、開映する30分くらい前にはロビーに来たほうがいい。
……余裕、15分くらいしかない。
というわけで、夕食はシネマライブが終わり、帰宅したあとまでお預け。いつもより遅い時間になってしまうので、予め軽食を確保するべく、すぐさま次の劇場に赴いた。
以下は項目を移して記します。たぶんアップは明日。
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