きのうの透析中、観たいテレビ番組がCSまで含めてもまっっったく見当たらず、録画を鑑賞したりしてたんですが、日中、映画を観に行くはずが頓挫したのを引きずっていたのもあるのでしょう、気づけばNerflixで映画を1本、観始めてしまった。てきとーに流すはずが。しっかり観てしまったので、あとで感想を書くことにします。
作品は、2022年作品、アメリカで4番目に高い建造物と言われる鉄骨製のテレビ塔を登る挑戦をした女性ふたりが、ハシゴの崩壊によって頂上に取り残される、という聞くだに慄然とするシチュエーションで展開するサスペンス『FALL/フォール』(KLOCKWORX初公開時配給)。
公開時から気にはなっていた作品ではある。そこへ先日、このポスターがちょっとした話題となった影響なのか、Netflixでも日本での再生トップ10に上がっていたのを見たうえ、先日、CSで放送されているのをちょこっと、しかもだいぶいいところだけ抓んでしまって、いっかい頭から通して観るべきか、と思っていたところなのです。
そもそも『ロスト・バケーション』のような、極度に制約されたワン・シチュエーションのサスペンスがけっこう好み、というのもありますが、この作品も極めて限定された条件下で、サスペンスもドラマもうまく構築していて、小規模ながら非常に面白い。特に、中盤から終盤にかけての変化はなかなかいいアイディアだと思う――でも、そのくだりをほぼほぼ粗筋で記してしまっているWikipediaはどうなのよ。無心に楽しみたい方は、絶対に本編より先にWikipedia読んじゃ駄目。
ラストのモノローグだけはあんまし必要ないかな、とは思いましたが、なかなかツボを押さえた好篇だと思います……映画館で観たらけっこう本気で怖かったかも。
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