いつもなら作業の追い込みで蟄居する月末ですが、今日は出かけたい事情がある。他のスケジュールを考慮しても、いちど心残りになりそうなことを払拭しておく方が無難だ、と考え、映画鑑賞もしてきました――こっちがついで、というスタンスなの。
上映開始は9時35分。このあいだのように寝坊するといけないので、前夜は服薬のタイミングも注意して就寝。無事、余裕をもって朝の支度が出来る時間に目醒められました。
行き先は新宿。出かけているあいだは天気に問題なさそうなので、バイクを使いたいところですが、移動中に書き物を薦めたいので電車を利用……もっとも、あまり混雑してない路線に乗り換えるまでは、スマホなんか使ってられませんが。
TOHOシネマズ新宿にて鑑賞したのは、午前十時の映画祭14上映作品、水源の問題に揺れるロサンゼルスを舞台に、他愛もない浮気調査から陰謀を巡る事件に巻き込まれていく探偵の姿を描くノワール『チャイナタウン(1974)』(パラマウント×CIC初公開時配給)。ぶっちゃけ10年振りとはいえ再鑑賞なので、最悪、遅刻してもよかった。
改めて、まさしくハードボイルドです。探偵のありふれた調査が荒事に発展し、剣呑とした事態になる。一方で艶っぽい展開もあり、定番の要素が詰め込まれている。緊迫したクライマックスと、哀感を滲ませた結末の余韻も忘れがたい。こういう映画は好きだなあ。
……と言いつつ、実はあんまし集中できてません。今朝からお腹の調子が悪く、開映前にもトイレに行ってるんですが、上映中も抜け出すかどうかずっと悩んでました。結果的には保ったんですが、気持ちはそぞろでした。
このあと、大久保公園でまたぞろ開催しているラーメンイベントに立ち寄っている間は平気でしたが、帰途に就くあたりでまたぞろ怪しくなって、寄り道する余裕もなくそそくさと家に戻りました。
TOHOシネマズ新宿、スクリーン12前に展示された『チャイナタウン(1974)』上映時の午前十時の映画祭14案内ポスター。
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