『セブン』IMAX上映決定だって……!

 昨年くらいに、デヴィッド・フィンチャー監督が自ら監修して4Kレストアを実施している、という報道は目にしていて、あのやたらとこだわる監督が自分でやってるとしたら、なかなか終わらないだろうな、と思ってたら、製作30周年の節目に4K版をリリースするつもりだったらしい。来年3月の4K ULTRA HD版リリースに先駆けて、来年1月31日より、期間限定でIMAXでの上映を実施するそうです。
 映画を観まくるようになって以来、この作品をスクリーンで鑑賞するのは私の悲願でした。行かないはずがない。
 行かないはずがない……けど、ちょっと残念でもある。出来れば、午前十時の映画祭で拾って欲しくて、リクエストを募集していたときは、母にもお願いしてリストに加えてもらったほどでした。
 午前十時の映画祭は基本デジタルリマスターが出来ていることが条件、必要とあれば積極的に要請することもあったようですが、その費用的負担が理由でいったん幕を引いた、という話もある。なので、国内の作品ならまだしも、海外の作品で4Kリマスターが済んでいない作品はなかなか招きにくいのでしょう。実際、映画ファンの評価からすれば、とっくにラインナップされてもおかしくない『市民ケーン』が未だかかっていないし。
 そういう意味では、4K化が実現したいま、映画祭スタッフの熱意次第では、ラインナップに加わる可能性が出てきたのは間違いない。間違いない、けど、仮に実現したとして、それはどれほど早くても来年度です。既にIMAX版で観てしまったあとでは、通常スクリーンになるはずの映画祭での上映は、感激は薄れそう。
 ……いや、勿論、午前十時の映画祭でかかるなら観に行きますよ。続く限りコンプリートするつもりだし、仮にコンプリートを断念してたとしても、私にとって『セブン』は別格だから。でも、本当にず~っとあの映画祭で、『セブン』のスクリーン上映初体験をしたかったので、若干複雑な気分なのです。
 ああだこうだ言ってますが、何にせよ、年明けが更に楽しみになってきました――実は来年、もう予定表が完成しそうなくらい、1月早々に観たい映画がたくさんあるのです。嬉しい悲鳴。

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