空までブッ飛ばせ。

 本日は久々の封切り映画鑑賞です。観たい映画が溜まりすぎ、手をつかねているうちに終わってしまうことを繰り返しているうちに、そろそろ爆発しそうなので、これだきゃ絶対観ておきたい、というのを押さえに行くことにしました。
 訪れたのはTOHOシネマズ日比谷。鑑賞したのは、『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督×ブラッド・ピット主演、F1/エフワン(2025・字幕・IMAX with Laser)』(Warner Bros.配給)
 基本、ブラピの出演作は最優先で鑑賞してます。ただ、それは本当にこの人の、俳優としての色香と作品選びの確かさを信じているからで、実は満足感は割と二の次だったりする。
 しかしこの作品は最高の娯楽作でした。
 負け続けのチームと若き天才、そこへオーナーが突如連れてきた、かつて栄光に辿り着けなかった天才。かなり危うい戦術を駆使し、周囲を精神的に追い込みつつも、その老獪さと経験の豊かさがやがてチームの信頼を得ていく。
 もちろん、そんな平坦な道程ではなく、随所に困難が訪れる。しかし、そのたびにブラッド・ピット演じるソニーのみならず、チームメイトのジョシュアも、メカニックたちも、着実に成長し、共鳴しあっていく様が快い。そしてその先に訪れるクライマックスの熱いこと!
 何より素晴らしいのは、ブラピやジョシュアを演じたダムソン・イドリスも、プロの指導を経て自ら運転しており、車載カメラも含めた複数の視点から描き出すレースシーンは、現場にいるどころか、一緒に乗っているような感覚にも陥ります。この感覚を堪能するためには、やっぱり最低でも劇場で観るべきだと思う。IMAXに限らず、ラージフォーマットならなお良し。せめて爆音上映・轟音上映、Dolby Atmosくらいはつけてご覧になることをお薦めします。
 何にしても、ドラマとしてキャラクターとしてきちんと組み立てつつ、極上の昂揚感が味わえる娯楽作。ぶら出演作でもトップのヒットとなっているようですが、それも当然だと思う。

 終映時間がちょっと遅めで、早く帰りたかったので、手軽に済むガード下のお店でカレーうどんを久しぶりにいただこうか、と前日は思っていました。
 しかし、なんとなく厭な予感に見舞われ、検索をかけてみたところ、どうも5月頃から“しばらくお休みします”という貼り紙をしているらしい。開いている日もあるらしいのですが、概ねシャッターを下ろしている気配なのです。
 だから、はなから今日は食べられないと割り切って、前は通らなかったけれど、通りを挟んだ反対側の歩道から窺ってみた。やはりシャッターが降り、貼り紙がしてある。さすがに文字までは読み取れない距離でしたが、きょう閉めているのは間違いない。というわけで昼食は、そのうち名称が変わるはずの東急プラザ銀座10階へ。
 つるとんたんに惹きつけられつつも結局いただいたのは、焼きあご塩らーめんたかはしのらーめんとお茶漬け用ごはんセット。らーめんももちろん好きなのですが、残り汁をごはんにかけ、卓上のわさびやあられを追加して食べるお茶漬けがなおいいのです。私は海苔がいっぱいあると嬉しいタチなので、トッピングで注文していた海苔をちぎって振りかければなお完璧です。
 ……直前につるとんたんに気持ちがなびいてしまったせいで、やや明太あんかけの口になっていたせいで、少し物足りなく感じてしまったのですが、まあそれは致し方ない。次はつるとんたんにしようか。

TOHOシネマズ日比谷、スクリーン4入口前で撮影したた『F1/エフワン(2025)』パンフレット。
TOHOシネマズ日比谷、スクリーン4入口前で撮影したた『F1/エフワン(2025)』パンフレット。

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