社会に激しくトルチョック。

 1日おいて、今日もまた映画鑑賞です。
 今日観に行くものは当初、来週に回そうかと考えていたのですが、予定を色々と考えていたら、ここにツッコむのが最善、という気がしてきたので、昨晩に急遽チケットを確保。
 なんせ今回も朝が早い。起きる時間はいつもとあまり変わらない、というか、急遽なので少し早く目を醒ます、なんてことも出来ず、とにかく大急ぎで準備してお出かけ。間に合うことは間に合った。
 鑑賞したのは午前十時の映画祭15上映作品、スタンリー・キューブリック監督が小説をもとに、個と社会の暴力をエキセントリックな表現で暴いた『時計じかけのオレンジ』(Warner Bros.初公開時配給)
 前もこの映画祭で鑑賞してますが、何というか、言葉に困る作品です。
 序盤の主人公アレックスたちの暴力も恐ろしいけれど、矯正の名で繰り広げられる精神的暴力もまたおぞましい。人間が抗いがたく持つ暴力への欲望を、とち狂ったようなテンポと語り口で描く衝撃は、製作から55年を経ても衰えていない。
 この作品の主眼は、自由の名をきた暴力と、管理の名を借りた暴力が持つ、あざなえる縄のような関係を描くことにあるようですが、同時に、福祉というものの厄介さも、たぶん当時はあまり考えず描いているようにも見える。序盤で登場した段差だらけの家の住人が、車椅子で生活するようになった再登場の時点で、ひとりで車椅子ごと運べるマッチョの男性を同居人にしているあたりは、ある意味で的確。
 どうやらけっきょくなにも解決していない結末まで、異様な昂揚感がみなぎりながらも、言いようのない虚しさに襲われる作品。なにせ公開時は、メッセージをまともに読み解かず、暴力性にだけ魅せられ犯罪に走った者もいたため、はっきりと社会に影響を与えた作品なのですが、それだけの力を持つ傑作であることも疑いない。

 鑑賞後は毎度のように日本橋ふくしま館へ。
 現在イートインに来ているのは老麺まるや、ではなく、麺家心花。“心花”と書いて“ときめき”と読むらしい。
 事前に調べたところ、塩ラーメン、醤油ラーメンとともに味噌あんかけちゃんぽんを提供していて、これに興味を抱いてしまった。最近は、食事抜きでもふくしま館による用事はあるので、買い物がてら食べてみました。
 熱かった。美味しかった。食事の詳しい感想はまた別項にまとめて後日アップします。
 食後、最近は毎回のように購入している厚揚げと必死に振らなきゃ飲めないヨーグルトを確保して、家に帰りました。

TOHOシネマズ日本橋、スクリーン5入口脇に掲示された『時計じかけのオレンジ』午前十時の映画祭15版の紹介記事。
TOHOシネマズ日本橋、スクリーン5入口脇に掲示された『時計じかけのオレンジ』午前十時の映画祭15版の紹介記事。

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