大つけ麺博2025、2杯目は味変しても食べやすいつけ麺。

 10月16日の映画鑑賞のあと。

 今年2度目の訪問です……色々と大変なので、映画ついでの週一が限界かも。先に言いますけど、来週も金曜日は確定してたりして。
 今日もラインナップはラーメン多め。ただ、こってりがっつり系が多い印象。私は、脂分が多いと早々に限界が来てしまう傾向にあるので、こういうのは初見では頼みにくい。そんな中で、2店舗で提供していたつけ麺に惹かれた。その場でしばし迷い、結局は自宅にて、おおむね当たりをつけていたほうをチョイス。……先に言っておけば、もう1店舗の海苔を練り込んだつけ麺にも興味はあったんですけどね、海苔好きとして。

らぁめん人徳の人徳とり白湯つけ麺、トッピングは半熟玉子ほか全部入りの特製。
らぁめん人徳の人徳とり白湯つけ麺、トッピングは半熟玉子ほか全部入りの特製。

 いただいたのは、らぁめん人徳の人徳とり白湯つけ麺。トッピングは、半熟玉子のみか、鶏チャーシュー、豚バラチャーシューなどをまとめて乗せる特製トッピングの2種。いつもなら半熟玉子だけにしておくんですが、なにせこの日は朝、寝坊してしまって、朝食は軽くしか摂っていない。今日は許されるし、たぶん行けるだろう、と思い切って特製にしました。
 通ぶってる、と思われそうですが、いちおう単独での味を確かめたいので、麺1本だけ啜ってみる。つけ麺では主流となった極太麺、程よい腰と甘みがあります。これだけならさして特徴的とは言えない。
 そして満を持して、つけ汁に漬します。パンフレットの説明によれば、鶏を丁寧に煮込んだ白湯に、塩ダレのかえしを合わせたとのことですが、もの凄ーく濃厚な鶏の風味、だけど臭みも、クドさもない。たっぷり漬して、麺とつけ汁をたっぷり絡めても、濃すぎるという印象にならず、美味しくいただける。
 個人的にはこれだけでけっこうな大ヒット。とみ田に代表される主流のつけ麺は、美味しいけれど、ちょっと味があとを引きすぎて、私のように、脂っこいのは好きだけど量を受け付けない人間にはだいぶキツい。しかし、この鶏白湯の濃さと風味なら、積極的に食べ進められる。
 スープには刻んだネギと共に、鶏団子が沈んでいる。ちょっと固めの部位を使っているようで、思いのほかコリコリしてますが、濃いスープを漬しても馴染みきらず
 ノーマルでもついているらしい鶏チャーシューは、下ごしらえした肉を提供直前にバーナーで炙っていて、柔らかく香ばしい。よくある薄切りではなく、もも肉あたりを削ったような厚みがあって、肉食ってる! という気分が強い。鶏肉ですから、鶏白湯のつけ汁に漬しても相性良し。
 こちらはたぶん特製トッピングだったはずの豚バラチャーシューは……チャーシューと言っていいのかどうか、湯通ししただけの印象。しかし、これが鶏白湯の濃くもさっぱりしたつけ汁と合っている。それこそ冷しゃぶみたいなイメージで、肉の風味はあるけれど、さっぱり感は保っている。
 メンマとほうれん草がまたいい仕事をしています。基本的にそこまでクドくないのですが、それでもちょっと飽きかかったときにメンマの歯応えとほうれん草の苦みがいい箸休めとなります。メンマの固さにビックリしましたが、これだけ食感が優しい中でひとつこれだけ強いと、ちょっと印象が改まります。
 つけ汁の上の小皿に乗せられた小袋の中身は、魚粉です。提供時に、味変で使ってください、と言われたので、半分ほど食べ進んだところで投入。迷いましたが、ぜんぶ投入しました。これだけさっぱりしてるんだから、終盤クドさが増してもいけるだろう、と思ったのです。
 ……平気でした。魚粉を入れて、よりオーソドックスなつけ麺に近づいた印象はあるけれど、やっぱり濃厚かつスッキリしてる。
 全般に味がちょっと強めに引き立ってきましたが、そのくらいで、決してクドくなってない。もう序盤と同じくらいのスピードで食べ進め、忘れかかっていた海苔も終盤のアクセントとして食べ、気づけば麺のトレイは空っぽですが、まだちょっと余裕がある。
 スープ割りの用意があることは提供時に伝えてもらっていたので、進んで貰いにブースへ。他にお客がいないタイミングだったこともあって、お店の方に説明してもらったのですが、スープ割りも野菜から取っていて、かなり優しい風味らしい。もしや、と思いつつ、飲食スペースに戻っていただいたら、やっぱり滅茶苦茶飲みやすい。鶏白湯と魚介の風味は残しつつ、すべてが優しくサラッとして、とても飲みやすい。どれほど美味しくても、スープ割り終盤にはちょっとしょっぱいなー、とか、粉っぽさが気になる、ということがあるんですが、そんなマイナスイメージもなく完飲。
 1杯目も良かったけれど、私の好み、かつ最後まで隙がなく楽しめた、という意味では、こちらのほうがより好感触。なにせ新作ラーメン祭なので、実店舗の情報を確認したところ、つけ麺自体提供がないのですが、これが並ぶなら実店舗まで駆けつけたいくらいです。

らぁめん人徳ブース上の看板。
らぁめん人徳ブース上の看板。

コメント

タイトルとURLをコピーしました